掃除のゴミは虫!
毎週水曜は八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回も、サマーキャンプで利用させていただいた蘭越町上里(カミサト)の思い出です。
上里の思い出を子供たちに質問すると、まず出てくるのは前回紹介した汲み取りトイレの話です。そして、その次に出てくるのが…キャンプの最初に行う大掃除の話です。
サマーキャンプで使うにあたり、最初に体育館の大掃除をします。これは、しばらく使われていないため、ホコリなどがたまっている事があるからです。それに加えて、使わせていただく事への感謝の気持ちを込めて…という事もあります。
そこで大掃除をします。
大掃除をしますが、出てくるゴミの大半が…虫の死骸なのです。テントウムシが6割、カメムシが3割、ハエや蛾が1割くらいでしょうか。
この虫の死骸ですが、とにかく至る所に転がっています。それを箒でかき集め、外に捨てなければなりません。虫が大嫌いな子にとっては、ほとんど拷問と言ってもイイ作業です。
特に凄いのが…例の汲み取りトイレです。臭気に引き寄せられるのか、やたらと虫の死骸があります。
八軒自然科学クラブは、昭和の雰囲気を色濃く残す団体でした。そのため(?)、経験年数による序列制を採用していました。当然(?)、八軒自然科学クラブへの参加が初年度と言う子供たちが、必ずトイレ掃除となります。
臭気が凄い上に、物凄い量の虫の死骸が出てきます。箒で集めても、箒で集めても、虫の死骸は無くなりません。初年度の子供たちにとっては、地獄に落とされた気持ちだったでしょう。こりゃ、思い出に残るはずです。
参加2年目、3年目の子供たちは、初年度の子供たちが苦しみながら掃除している姿を見て、「あ~、2年目(3年目)になって本当に良かったなぁ」と思っていた様です。