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雑草が消えた!

 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、ここ最近続けていた、掘っ立て小屋宿泊話のおまけです。
 掘っ立て小屋宿泊を何年か続けると、実は、困った事が発生しました。何と、手近な場所にイタドリや雑草が無くなってしまったのです。
 まぁ、それは当然と言えば当然なのです。
 何せ、イタドリは柱などにするため沢山切りました。雑草も、天井を葺いたり、床に敷いたりするため、大量に刈り取りました。しかも、それが何年間か続いています。雑草の成長する速度が、使用される速度(頻度)に追いつかなくなってしまった訳です。
 「こりゃ、八軒自然『科学』クラブじゃなくて、八軒自然『破壊』クラブだねぇ」と冗談が出る程、イタドリも雑草も無くなってしまいました。
 誤解の無いよう書きますが、地元の方からは、むしろ喜ばれたのです。
 八軒自然科学クラブの指導員や子供たちがバンバン雑草を刈るので、面倒な下草刈りをしなくても良かったからです。その上、刈り取った雑草は枯れて自然に還っていくので、林の木々の成長にも資する事になりますから。
 ただ、十分な量のイタドリや雑草が無ければ、掘っ立て小屋宿泊は出来ません。そのため、しばらく掘っ立て小屋宿泊は行わず、別な活動を行う事にしました。
 やがて、サマーキャンプの場所が上里(カミサト)から名駒(ナゴマ)へ変更されました。残念ながら名駒には、掘っ立て小屋を作る程にはイタドリも雑草もありません。そのため、掘っ立て小屋に宿泊する活動は、これ以後、封印される事となったのです。
 だから、同じ八軒自然科学クラブに入っていた子供でも、その参加時期によって行っている活動は異なります。ここまで紹介してきた掘っ立て小屋宿泊体験も、体験した子と体験していない子がいる訳です。
 この様に、八軒自然科学クラブの活動は時代によって変化しています。それもまた、八軒自然科学クラブの面白さだなぁ…と、私は考えています。

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