コロナ後遺症✗慢性疲労症候群当事者がおもうこと
いま、わたしはとてもとても、心配しています。
関東の医療崩壊はもちろんですが、それに連動して増え続けている「コロナ後遺症」患者さんたちのことを、ものすごく心配しています。
理由は、キャンピロバクターという細菌感染後の、
「慢性疲労症候群」患者当事者だからです。
主にこの2点が患者さんの社会復帰を阻みます。
検査で異常所見が認められないことが多く、この病気の存在自体信じないドクターが多いため、適切な医療機関にかかれず悪化された患者さんとともに、いま、一緒に治療を続けています。
ですから、コロナ患者が日本では少ないという印象操作された動画は許容することが出来ません。コロナ後遺症の患者さんも、慢性疲労症候群の患者さんも傷つけています。
発信する方は是非、大規模な研究結果をもとに発信していただけると嬉しいです。
日本でも、コロナ後遺症の報告がどんどん上がってきています。
日本における新型コロナウイルス感染症の長期合併症の実態(中間報告)525例の報告
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000798853.pdf
スイス こどものコロナ後遺症
https://twitter.com/yujiy0402/status/1415786710449930242?s=21
コロナ後遺症って、治るの?オンライン診療しつつ論文執筆中!平畑光一先生
エビデンスがあるわけではないのですが、上咽頭炎を併発されている方の場合は、Bスポット(EAT)や鼻うがい で全身倦怠感が改善される方がいらっしゃいます。
2021年7月の段階で、「ワクチン接種はどっちでもいい」というメッセージは、「COVID19」に感染することで、大切な家族や友人にうつしてしまうリスクやコロナ後遺症を軽視している印象を与えます。
COVID19は、肺炎とサイトカインストームを引き起こす病気です。難しいのは、かかっても大丈夫な人は大丈夫な一方で、重症化して亡くなったり、あるいは後遺症を他の感染症よりも高い率で残す人が出ることです。
特にご高齢の方の場合は深刻です。
「新型コロナの平均死亡年齢と日本の平均寿命は同じ約80歳。寿命で死んだから当たり前」という乱暴な意見が述べられることがありますが、「平均寿命80歳」は、夭折も天寿も含め、0歳からの平均余命が80年ということ。
幸い80歳まで生きてこれた人の平均余命は9年。「その人の平均寿命より9年早く亡くなった」が正しい解釈です。
実際、元気な高齢の方でもあっという間に亡くなってしまうのです。昨日まで普通に元気にしていた方が、急激に呼吸の状態が悪くなり、治療が効くことなく亡くなってしまいます。しかも、最期が会えないという悲しい別れであることもしばしばです。
医療・介護従事者がワクチンを打っていなければ、自分がもし無症状の感染者であった場合に、このような状況にご高齢の方を追い込む危険があります。医者、看護師、臨床工学技士で打った理由をガチで話し合ってみた↓
医療・介護従事者でなくても、若い方で、同居している祖父母に感染させたり、死に至らしめたくないとワクチン接種を決断される方もいます。
実際の現場をみて、そして診療にあたっている医療者の話をよく聞いて頂くと、重症化した方の厳しい状況もよくわかると思いますし、そして自分が感染させたり、媒介したりしないために、ワクチン接種が大切という結論に到達するのではないでしょうか。(ワクチンは強制ではありません。職業や行動範囲、背景を踏まえ、ご自身が打つメリットデメリット、打たないメリットデメリットの4点を理解した上でご判断いただければと思っています)
最前線でコロナ患者さんを診続けた内科医安川康介 × ワクチンの臨床試験に携わった 小児感染症内科医 紙谷智 対談
最後に、論文の読み方のポイントについて。
論文は一本を熟読、吟味するのではなく、自分の思い込みやその研究自体のバイアスや規模なども考慮し、全く関係ないところで行われている査読を通った研究報告を複数比較(批判的思考)する事が大切です。
自分でいきなり読んではいけません😇
特にこのパンデミック下では、世界中からさまざまな論文がものすごい勢いでアップデートされていきます。
情報が偏ることが一番危険ですので、もともと論文解説に慣れている複数の医師(かんわいんちょー、コロワくん、こびナビetc...)の解説しているものを観ることで、徐々に論文の読み方がわかってくると思います。独自調査は危険です。
ただ、このコツを抑えられると、「これは少し偏った情報だ」とか、「これは明らかな嘘だからスルーしよう」と見破ることができて、不安になることが少なくなります。慣れるまで難しいですが、是非、一緒に勉強していきましょう。
7/25 東京・神奈川・千葉・埼玉医療崩壊中
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