産前産後女子の健康問題~約20年間の健康支援現場から…~母たちのリアルな声と共に~NO.5
目次
1.抱っこ動作…毎日お疲れです汗😿
2.リアルな反響;あれ?ラク?
1.抱っこ動作…毎日お疲れです汗😿
…20年間、色々な産後の母子の「抱っこ動作」と出会ってきました( ´艸`)。とても多いのは、、、、
「勢いにまかせて赤ちゃんを抱き上げる=腰が実はとっても強いので…元気にもでぃあげられちゃう」パターンです。
…さらに、そのあと、、、図2のような感じで…腱鞘炎やひざの痛みや肩こりを「自分から引き起こしちゃう=自分で自分の身体を虐めちゃう」ような動作をしがちなパターンです…😢
③抱っこ動作で身体を虐めない=腰に「ラク」な動作を学習してもらう(写真右上)
…産後健康支援講座では武術の「腰へ負担をかけず、ラクに主たる動作遂行を実施する」という視点を生かしています。著書になっているのがあるのでぜひご参考まで^^介護分野でも活躍中の岡田慎一郎さんの著書をおすすめします^^(図3参照:古武術の極意が生かされています)
できれば、「お尻からあがってもらう」と、とってもラクに赤ちゃんを抱きあげられます。これ、お子さんが重くなっても同じ。お尻からあがるんです。頭は最後。おへそをのぞきながら最後に頭は挙げてきます。赤ちゃんはぴったり抱き寄せて^^
…運動学的にちょこっとお伝えすると…(図5参照)
勢いよくあげて、腰をそらせたまんま抱っこしていると、体重の10倍以上の負荷量が腰骨にかかります…しかも腰は5つの骨しかないので、その下部(特に第4腰椎と第5腰椎)に負担が毎回かかります…しかも抱っこは1回きりじゃないはず…絶対一日「何度も」行いますよね?ということは?
例えば。ぐずってぐずって抱っこ~!が多い日…(一日24時間で20回抱き上げ動作があり、トータル2時間くらい持続しているとすると…?)
50㎏のお母さん+お子さん5kとして55kg
➡1回で約600kgの負荷量が腰へ…➡600㎏×20回=12000㎏…😢
(1トントラックって1000㎏ですよね。その10倍の負荷量です…ひえ!)
➡これを2時間くらいトータルで行う…「腰を虐めているのと同じで」です…
そうなると…?やはり初回の動作でこの負担の10分の1くらいになる、といわれている古武術動作で抱き上げたほうが、お母さんの身体負担は少なくて済む…😊^^いやーほんとに育児動作の抱っこは極めて重要☆
毎日毎日毎日毎日…お母さま方、本当にお疲れ様です!!!😢😢😢!!!
2.リアルな反響;あれ?ラク?
…この抱っこ動作をお伝えすると、必ず講座の中では「あれっ!?」という反応があります。これ、いろんな意味があると思うのですが…7~8割の声の背景が「こんなにらくだったけ?」というものなのです。実際に、お母さん方の声から…
「抱っこ動作を体験して、ちょっとびっくり。ラクに起きあがれた!」
「今体重がマックスの我が子(当時約7㎏@産後4か月半…)なのに、全然腰が痛くなく、ちょっとびっくりしました…」
「実際に体験しませんか?とほぼ強制的にとらしまさんにやらされましたが、やってみてよかったです(笑)。やらないとわからなかったかも…」
「抱っこは頭をあげてよいこらしょ、とやるものだと思ってたので。なんか不思議な動作でしたが、教えてもらえて、かなり楽な感じだったのでよかったです。続けていけるようにがんばります。」
などなど・・・「え?ラクじゃない?!びっくり!」という印象があるようなのです。
…日常生活@産後はとにかくお子さんに振り回されて忙しい!!…カップラーメンが伸びちゃって…というお声も何度も頂いています。それくらい、余裕やゆとりが消される時間です。
…それは赤ちゃんが育つプロセスなので仕方ないけど…でも、でも、です。じゃあ、12000㎏の負担を毎日かけてよいのか?というと違う。少しは「ラクに」過ごしてください!!!😊😿😊
…そのための知恵、方法、それをみんなでシェアして笑い合いながら実施する…withlabでは日常生活@産後の「お母さんが笑顔を取り戻す」時間帯を大事に大事に提供し、共にシェアしていきます。ぜひ6月の体験会もお楽しみに^^
御一読頂ありがとうございました_(._.)_
とらしま