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過去世体験ワークショップ~記録⑱

15年位前の過去生体験ワークショップでの参加者のレポートです。終わった後で、質問に添って記述して頂いたものを、掲載しています。※スタンドFMの方でも音声配信しています。

20代 女性 Dさんのレポート 

今回見に行った過去世は、これまでに何度か見たことがある人生でした。

仕事で、とても大きな罪を犯してしまった人生で、家族にも、とても辛い思いをさせてしまった、傷つけてしまった…。そういう記憶が多い人生でした。


時代は、第二次世界大戦時のドイツ。
民族的にはユダヤ人との混血で、ドイツ人として育ち、ドイツ人として人生を終えました。
19世紀の終わりに北欧のエストニアに生まれ、5歳位の時に、自分の不用意な発言が原因で、自分が住んでいたゲットーが襲われてしまうという事件が起こります。

その時に、家族とも離れ離れになりました。
その後、ドイツ人の家族に引き取られ、医学を志し、最終的には、ナチスの親衛隊(SS)の医官として、子どもを使った人体実験に関わりました。

終戦後、ハワイを経由して南米へ逃亡した(公式には、終戦時に死んだとされているのですが…)某高官の主治医として付き従って、ハワイ、南米へと逃亡。
最後は、南米でナチ・ハンターの手にかかって、死亡した、
とそういう人生でした。

結婚をしていて、奥さんと息子がいました。
終戦時には、××××という強制収容所に勤めていましたが、
ここが解放された時に、奥さんと息子は奥さんの実家へ、自分は逃亡と、離れ離れになりました。

その時は、奥さんと息子が少しでも生き延びられる道を…
と思った選択だったのですが、奥さんのお父さんもナチスの医者だったこともあり、奥さんは結局とても辛い生活を送ったようです。
最後には、息子と心中をし、私もその時には死んでいたため、奥さんと息子の心中のシーンを浮遊霊として見ることとなりました。

ここまでは、以前に見た内容でした。

今回は、少し違った見方から、この人生を振り返ることとなりました。この人生では、本当は何を大事にすべきだったのか、どこが人生の別れ道だったのか…。

そういう見方から、もう一度この人生を振り返ることになりました。

ハワイに行って、冷静な精神状態を取り戻してから、考えることといったら、
ほとんど家族…奥さんと息子のことだったのですね。
今頃どうしてるかなとか、会いたいなとか、ハワイに一緒に来て海を見たかったな(いいところだったので)…とか、いろいろと。子どもを見れば、すぐ息子を思い出し。

様々な理由をつけて、結局一人で逃げたのに。あとは、ハワイの人たちの温かい心にふれて、生きるってなんだろうとか幸せってなんだろうとかを考えたようです。

今回のワークでは、ハワイに行ってから考えるのではなくて、もっと前に考えておくべきだったことや本当はもっと大事にすべきだったこと…。
人生の別れ道だったことを振り返りました。仕事では、やる気になればいつだって、非人道的な仕事からは足を洗い、別の仕事ができたこと。
家族については、奥さんと子どもをすごく愛しており、義理の家族(養父母と義理の兄弟)からはとても愛されていたのに(医者になるために早くに家を出たので、あまり気づいていなかった)、段々仕事のせいで気持ちが荒んできて、あまり家に帰らず、義理の家族とは全然連絡をとらなくなったこと…などを振り返ることになりました。

今回のワークのガイドは、この人生の自分自身だったのですが、ガイドが教えてくれたこの人生から学ぶべき反省点は、
愛の表現方法と「その他大勢」の意見や行動に流されないこと、でした。

愛情をきちんと表現して、自分の意思をしっかり持ち、
工夫して自分の意思を貫いて生きる方法を学べ…と。

最後に家族と別れた時だって、もっとよく考えれば、別の選択肢があったということ。
犯罪者だったということがわかっても、一緒に逃げよう!
と言った方がたぶん奥さんはうれしかっただろうし(今から思えば、自分が仕事でしたことが奥さんにばれてしまって、
なんて言われるか…と思っておびえていたのも一人別に逃げた原因の一つと思われます)、工夫すれば、罪を償いながら、生き延びる道があったかもしれない。

そうすれば、息子も幸せにできたかもしれない。そういうことを教えてくれました。

仕事で犯した罪を考えると、これから償っていかなければならないことがたくさんあると思います。

それは別として、今回のワークでは、とてもうれしいことがありました。

今回のワークに来ていたお二人が、実はこの人生の奥さんと息子で、お二人にいろいろあたたかいメッセージを頂きました。今回の人生では、全員女性なのですが、皆でハグしあったり。。

このワークの前から、お二人が奥さんと息子だったと私は思っていたのですが、こういう機会を得て、話すことができるとは思っていなかったので、とてもとてもうれしかったです。

いつかドイツ(ポーランド)へ、犠牲者の方の魂を慰める旅をしたいと思っていたのですが、お二人も一緒に来てくださるとのこと。いつになるかはちょっとわからないですが、ぜひご一緒できればと思いました。

この場を提供してくださったアルマさん、見守ってくれたワーク参加者の皆さんには、感謝で一杯です。ありがとうございました。

また、長い文章を読んで下さった皆様も、ありがとうございました。


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