The Cascades - Rhythm of the Rain / 悲しき雨音 - 1962
古き良きアメリカのオールドソングで、既にクラシックと化したエバーグリーンな曲です。有名な曲ですし、雨のシーズンになるとBGM的によくかかるので、何処かしらで聴いたことがあるって曲だと思うのです。
で、カスケーズですが、アメリカ海軍工作艦の同じ乗組員だった、ジョン・ガモーとレニー・グリーンとデイブ・ウィルソンのバンド「The Silver Strands」としてステージ活動をしていたことが始まりで、除隊した後に「The Thundernotes」が結成し直され、1961年にレコードデビューします。
レニーが脱退して、エディ・スナイダーが加入したことで、バンド名を「カスケーズ」に改名した後、新生バンドとして1962年に再デビューすることに。
「There`s A Reason / 悲しいわけは」1962
この曲がデビュー曲。
「Rhythm of the Rain / 悲しき雨音」1962
で、翌年に出した、この曲がヒットしましたね。
こっちはお年を召してからのライブ映像。
今も皆さん現役なのか、それとも同窓会的なライブなのか、ちょっとその辺り解らなかったり。…というのは、全然情報がネットで見つからないのですっっ
この曲のヒット以降のが。
とは言うものの、YouTubeには曲が何曲か上がってますね。
「Shy Girl」1963
「The Last Leaf」1963
「First Love Never Dies」1962
「Dreamin」1963
「悲しき雨音」以降の活動の足跡が解らないからアレですが、何ていうか、まあそう、他にヒットが無くても「悲しき雨音」この一曲だけで、それだけで十分なバンドだって、なんかそう思ったりします…はい。
なんてったって、永遠に語り継がれるミリオンヒットですからね。雨が降ると、誰しもが思い出す想い出の曲。お決まりの歌ということで…
そして、最初の雷の音がとにもかくにも印象的。この自然音がよい脚色として、パンチ効いてるっていうのかなあ…
それがものすごくインパクトあって、それだけでこの曲がどんな歌なのか分っちゃうわけです。
だって雨って、優しい雨、暖かい雨、激しい雨、色々あるわけですけどもね。激しい雷雨を伴った雨ですもん。決して穏やかではないです。
それだけで大失恋の歌って予兆。キリスト教圏においては、6月はブライドシーズンなのに、ずぶぬれの大失恋。好きになった女性が予告もなしに去っていって、無下に振られてしまって心は置き去りにされて、惨めに雨に降られているという歌。
と、いうわけで古今東西、太古の昔から失恋の歌ってデフォなのであります。何人の人がこの歌を聴きながら、自らの去っていった恋を、雨と共に洗い流したことでしょうかね。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/06/02 掲載記事より転載