一心同体的、居候な憑依霊:長期的な憑依と短期的な憑依について
先日、友人が遊びに来た時に質問されました内容なんですが、良い機会なので書いてみようかと。
憑依、この場合は元人間…すなわち「死」によって三次元の身体を失い、四次元と五次元の二つの身体のみとなって、意識の中心が四次元へと移行した状態の"幽霊"が引き起こす事例を説明します。
こう説明すると長いので、簡単に言うと、
肉体が死んで"幽霊"になった人が、生きている人に対して実害を与える現象ってことで理解して下さい<憑依
エレメンタル(想念体・残留思念、過去生のパーソナリティ)が引き起こす現象は憑依とは呼ばないと言うことで、区別しておきます。生霊とか呪詛的なサイキカルアタックやアサルト、エーテルコード刺してくるエネルギーパンパイアは憑依とはまったく別のもので、状態を表わしているとも。
そうそう。霊体と言う言い方だと、幽霊もエレメンタルも含む言い方になりますでしょうか、この場合、霊体と呼んでいいエレメンタルは人格を持ったパーソナリティになりますが、完成度の高い生霊(それを送ってきている人のほぼコピー)も霊体と呼ぶ場合があります。
まず短期的な憑依から
一時的に幽霊にくっつかれる状態のことで、数時間から数日単位は間々あることで、長くても数か月(2,3か月)位かなあと…
アクセスオーラの中に入り込んで、プライベートオーラ(肉体から半径60-90m位)のテリトリー、その境界線たるオーラの表面にベッタリと張り付いている状態が多いでしょうか。
一時的に波長(波動/周波数)が合ってしまって、吸引されてしまった感じ。なので、波長が切り替われば自然と吸引力が弱まって(謎)離れていきます。
もしくは、強い氣に満ちた場所に行ったり、強い波動の人と接したときに弾かれてくれたりもする。願わくば自宅が氣に満ち溢れた良い波動を放つ場所ならば、玄関から中に入れません!ってことになって、そこでバイバイ出来ますね。
だからこそ、昔から玄関とか門には魔除けアイテムが置かれたりするものなのです。鏡もそうだし、魔除け厄除け家内安全の木とかお札とかお守りとか、あれやこれや。
とは言うものの、家の状態がよろしくなくて、家族も波動が低くて弱くて、本人も弱ってて、職場も汚染されてたりなんかして、波動が切り替わるチャンスが無いままの生活サイクルだと、数日で離れていってもらうことは難しくなりますね。
それでも、吸着されてしまいましたって人が、色々とあちこち出掛けたりなんかして動きのある生活をしているならば、もっと最適な宿り主を見つけて、そちらに移行してくれる場合もあります。
長期的なものは、少なくても半年以上、数年単位に渡って寄生している幽霊(霊体)のことを示します。
これは長居すればするほど、憑依先で宿り主であるその人に悪影響を及ぼすことになります。何しろ、自分以外の人を自分の体内で同居させているわけですから。
家に例えるとすると、光熱費も家賃も食費も払わない居候の面倒を見ているようなもの。しかも、その居候は掃除も洗濯もしないし、ゴミ捨ても何もせず、家をゴミ屋敷化していたりする。
はい、エレメンタルにしても、幽霊も氣(エーテル・バイタリティー)を必要としているので、寄生元である宿り主から栄養源たるソレを吸い取っているわけです。
怪談・緋牡丹灯篭の話などに描かれているように、霊体に憑依されてしまった人は、あんな感じで精(生命エネルギーたる氣)を吸われ続けることになるわけです。まるで蚊やヒルのように。または、寄生虫とかヤドリギのように…そして精を吸われるだけならまだしも、それだけでは済まないことがほとんどです。蚊が血と引き換えに痒みの元を置き土産にするがごとく、体内に毒素を置くがごとく、あらゆる災厄災難の元を引き寄せてくれたりなんかして。
一人だけならまだしも、これが複数人となると大変です。
一人に憑依されている状態が長く続いてしまうと、当然波動も下がるし、そうするってーと、その一人がお仲間を呼ぶかのように、他の幽霊とか色んなものを引き寄せてくれちゃいますから。
当然、運気も低迷するし、様々な事柄が滞り、体調も悪くなり、最終的には生活に支障が出たり、心身を損なうことになります。
いつも、寒い寒いなんて、寒がりを通り越して、そう言っている人は、まずその可能性が高かったりしますかね。アル中とか、何かの依存症とか中毒の人、急に気性が荒くなり、ヒステリー気味で、人格が変わった…なんて人の半分は、憑依を疑っていいかもしれません。
大体目つき顔つきに現れるし、趣味嗜好が変わったり、無気力になったり、他人を避けるようになるなど、支離滅裂なアクティブに走る人もたまにいるけど、ほとんどの人は内向的と言うか、陰に籠るようになりますね。凶暴さを表わす人もいたりして。
で、知人に聞かれたのは、子供の頃から自分の中にもう一人の自分がいるような、けれどそれは自分では無い別の人で、でも自分と区別がつかない…そんなケースはあるのかと…その人自身も説明しがたいようでしたけれども。
ああ、あれですね。はい、ありますよ、と…いう感じ。
ええっと、ものすごく幼い頃とか、とくに思春期の心身が不安定な時期にですね、入り込まれてしまうこと、結構あるんですよ。
過去生の人格が表面に出ているだけの人もいるけど、それとは違うケース。他者意識・幽霊ですね。極めて波長の合う、同調しやすい「似た人」を呼び寄せてしまって、一つの身体を共有してしまうことになるケース。
そうですね。まるで、「ブラックジャック」のピノコみたいな、あんな感じです。あれは畸形嚢腫ですけれど。
この身体を共有しながら、一緒に成長してしまうケース。わりとあるんです。困ったことにね。でも、共有と言う言い方をしているけど、一つの肉体に二つのサイキカル体とノエティカル体を合致させることは出来ないので、エーテルダブル(チャクラ)の中に取り込まれてしまった状態なんですね。
成長という言い方を使ってしまったけど、憑依は憑依で、ましてスピリットガイドでもない。
意志の弱い人、依存心の強い人がこの状態に陥りやすいです。
して、時に多重人格(解離性人格障害)ともおぼしき状態を作り出すこともあるみたいだけど、そこまで自己主張の強い霊では無いのが特徴かなあ。ふれなば落ちる…みたいなとても弱い霊が多いのが特徴で、「自己意識」が曖昧で緩い。肉体を所有している人と自分の区別がついていないので、似てくると言うか、同化してくる?感じなので、憑依されている側も気づかないんですよね、なかなか。
※多重人格(解離性人格障害)は時に、過去生のパーソナリティによって引き起こされているケースもありますし、憑依によって起きている場合もあるようです。
でも、ある時、気が付く時が来る。けれども、あまりにも長期的に滞在されてしまっていると癒着がすごいから、お互いがお互いの一部になってしまってて、切り離すのが容易では無くなってくる。
当人たちが自分たちを別の存在として認識していないので、当人も周囲も気づきにくいケースです。でも、この状態の長期的な同居…憑依だと、宿り主はやはり病弱になりますね。二人分のエネルギーを一人分で賄っているから。うつ病とか、心身のトラブルや問題を抱えやすいです。
で、寄生している側の生前の記憶や過去生の記憶を自分のものと勘違いしてしまうから、矛盾した過去生の記憶を持ってしまうことにもなる(年代的に重なった過去生の記憶があったりして)。
お互いにお互いのエレメンタルをコピーしちゃいますからね。
でも、いつかは分離しないといけない。それはまあそれ、干渉は入ることになるわけです。けれど、最悪なのが肉体の持ち主が「死」を迎えるまで、この関係が続いてしまうことかなあ。あってはならないことなんですけどね。
ていうか、幼少期や思春期に入り込まれたピノコ状態の霊体との同居って、不思議と長く続いてしまいやすいのですけど…
大人になってからの憑依で、途中祓う事が出来ずにそのまま滞在させてしまった場合は、大体病気になるか、事故に遭ってしまうか…もしくは自死とかで、宿り主さんが長生き出来ないことが多いんですよね。それと精神疾患ということになってしまうケースも多々(ウィックランド博士の「迷える霊との対話」などに詳細があるように)
あとは、質の悪い憑依霊の場合だと、犯罪に走らせてしまうなど、人生破綻し破滅の道に…なんで。
その意味では、ゆっくりと年月をかけて、じわじわ効いてくるような感じですので、気が付きにくいのかも知れません。
そうですね。子供がよく、鏡の向こうの自分に語り掛けてて、遊び相手として名前をつけてたりなんかしたら、ちょっとヤバイ傾向かもしれません。憑依では無くて、単に見えないお友達と遊んでいるだけなら、いいのですが。
いずれにしても、区別をつけるのは難しいでしょうね。
さて、
長期的な憑依についてはこちらのケースファイルでも触れていたりします。参考まで。
そんな感じで、ほんの触り程度の解決です。
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