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経験によってしか得られないもの

前回の内容「縁なき衆生は度し難し」の補足です。

ええっと、過去生の情報とか知るべき『時期』が、まだ来ていない人への対応ですけれど、ストレートに理由となる『原因』を伝えられないからと言って、そのまま適当にお茶を濁して、時期が来るまでほったらかし…なんてことはないです。

例えば、Aさんの場合。ダイレクトには伝えられませんけれど、世間話の中で、それとなく示唆する会話はしています。それから、宿題というかお題を出したりもします。

多分Aさんは今のところ、「お題」をすることで運勢がよくなる、この状況が変わるかも知れない・・・という風に受け止めて、その気持ちから「お題」に取り組んでいるんだと思います。

『これをすれば…よくなる』という気持ちで何かするのは、イヤらしい気持ちなので良くないんですよ、って、「モノに依存するエネルギー~開運のハナシ」 で書きましたけれど、このようなケースにおいては、それが一つのきっかけとなり、気持ちの切り替えや物事の見方の風穴を開ける意味で、
気づきへの誘因となればってところで、ギリギリセーフ??かも。

「お題」に打ち込むことで…なおかつ、あれやこれやと過去と自分の生き方を振り返る過程の中で、Aさんが本来気づくべきことに気づけば御の字…なので。(とは言うものの、そこはあくまで希望にしか過ぎず)

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私たちみたいな職業の人間は、『情報』や知識を教えることは出来ても、
その人が、そのような心境になる・・・という心理操作などは出来ません。
人のこころは、誰かが強請して『矯正』するものではないのです。

誰かを変えることが出来るのは、まことの愛だけ。
心を動かすことが出来るのは、
内面から湧き上がるその人の情動や魂の乾き(飢え)だけ。

そこは待つしかありません。

他人は当人が気づきに促されるように、ほんのちょっと示唆して、サポートすることが出来るだけ。何も出来ないと言っても過言ではありません。
実際、何も出来ませんしね。

いつだって、その人を救えるのはその人だけ。
他人は果てしなく無力です。

ヒーラーもチャネラーも霊能者も占い師もセラピストもカウンセラーも、
情報を伝えたり、助言やメッセージを与えることが出来るだけです。

当人自身が、自分の力で立ち直るしかないし、
自分を救済しようと、真摯に運命に向き合っていくしかないんです。

救いを待って、誰かが何かをしてくれるのを待っているだけではダメです。
心からそれを望んで、自らのために動いて、話す言葉を持ち、聴く耳を傾け、自分の人生に疑問を持って、与えられるだけの人生ではなく、自らに与える人生を選んで、大きな壁にぶつかったときは、これまでのやり方を改める柔軟さと、自分の過ちを探して、それを知る勇気を持つべきです。

心からそれを望んで、自らのために動いて、
話す言葉を持ち、聴く耳を傾け、自分の人生に疑問を持って、
与えられるだけの人生ではなく、自らに与える人生を選んで、
大きな壁にぶつかったときは、これまでのやり方を改める柔軟さと、
自分の過ちを探して、それを知る勇気を持つべきです。
さすれば道は開けましょう。

ええ、当人自身が変わらないことには、
世界も、周囲も、運命も決して変わることはないんです。

世界を変えたかったら・・・
運命(人生)を変えたかったら、まず自分が変わろうとすることです。

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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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