にちと

まったりゆったりゆっくりと、 一次創作してます。 主に小説。

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  • 別に怖い話ではないのだけど

    創作ホラー短編です。 語り手は 又土 心(たがやす みこと)。男子大学生。大学の友人で祓い屋をしている津田からは「シンさん」と呼ばれている。

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  • 空想なりきり日記

    オリジナルキャラクターになりきって、 半分フィクションの日記調短編を書いてみようと思います。

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最近の記事

通り雨

この前さあ、家のカーテン閉めててさ、天気に気付かないままアパートの外に出たのね。 そしたら、ざあああって結構な雨で。 道路も川みたいになってて。 傘取りに戻って、 もう一回出直したわけ。 そしたら雨止んでて、道も全く濡れてなくてさ。 何だったんだろう。

    • 積み上げる

      箱で買ったペットボトルのお茶をさ、 廊下の壁沿いに、10本のボトルをこう、5本ずつ2段に積んでたのよ。 今朝見たら下から一段めに4本、 二段めに3本、次2本、てっぺんに1本って、ピラミッドになってて。 誰がやったんだろ。 俺、 一人暮らしな んだけど。 

      • この間、深夜3時頃かな、玄関の鍵がガチャガチャいってさ。 一旦音止んでホッとしたのも束の間、また、いやもっと激しく、ガチャガチャガチャガチャ……。 酔っ払いが家を間違えてるのかと思ってドアスコープ覗いても誰もいなくて、 ただ勝手に鍵が動いてるだけだったから良かったけど、安眠妨害もいいとこだよ。

        • ゆめを装う

          一泊二日の休暇を許されたカナは、その日、地上へ降りた。翼のないヒトと同じ姿に化け、固い地面を歩く。ヒトの暮らしを知る者から事前に色々訊いて、知識だけはあるけれど、カナ自身がヒトの街へ来るのは今回が生まれて初めてだ。物の売り買いをする“店”が建ち並ぶ、賑やかな通り。空の国には無い物ばかりで、好奇心が掻き立てられる。ここは、女性用の服を扱う店だろうか。小ぢんまりとしたその店の、通りに面した窓際に、様々な色や形の服が展示されている。とりわけ彼女の目を引いたのは、淡い桜色の一着。「美

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          ぐるグル

          はじめに 中学2年生の頃に書いた小説の原稿がそのまま出てきたのでそのまま載せました。 読み難く、文章の構成もひどいものですが、 お読み頂けたら、とても嬉しいです。 死してなおこの世に留まる死霊。 それを追う、謎のグループ。 死霊と人を判別できる少年が、ひょんなことから彼らと出逢い、どうなっていくのか……。 序章  タタン、タタン……タタン。プラットホームへ電車が入ってくる。薄汚れた柱と壁と床。 地上であるにもか関わらず、薄暗く陰気な灰色の場所。ここは東雲駅。 逆方

          ぐるグル

          塞いで充たして

          はじめに人と妖の出逢いと、その先―― 男子高校生の羽村 薫(はむら かおる)と 自称・精霊のようなもの,ささめ この二人の、ほのぼのした日常と、妖絡みのちょっとした非日常の物語。 Twitter(現X)にて、ジャンル募集した際 ファンタジーを書いて!とのお声を頂戴し。 現代日本のどこかを舞台にした、オリジナル小説です。 この記事に一話ずつ追加していくので、見守って頂けますと幸いです。 再会長閑な森の 高校からの帰り道。羽村薫は、ざっざっと落ち葉を派手に蹴散らしなが

          塞いで充たして

          なりきり日記の登場人物設定

          自作小説のメンバーです。 丹波 大学1年。 津田 大学院2年生。 佐倉 大学院教授。津田の育ての親。    ゼミのアルバイトとして丹波を雇用。 十郷(そごう) 佐倉ゼミ 大学院2年 渡会(わたらい)大学院教授。津田の伯父。

          なりきり日記の登場人物設定

          空想日記 X年2月8日(火)

          朝っぱらから遭遇した。今度は家の近所で。 猫だ。また、僕をあちらへ誘っている。 行かないよ。僕を向こう側へ連れて行くのは、諦めておくれ。 それでもじりじりと寄ってくる猫に、身を屈めて視線を合わせ、僕は言った。 「      」 猫は弾かれたように僕から離れて行った。 良かった、憑き物を祓えたようだ。 僕は、袖の中で結んでいた印を解いた。 (津田)

          空想日記 X年2月8日(火)

          空想日記 X年2月6日㈰

          朝10時。ちょっと寝坊した。今日は、ファミレスの休日限定モーニングセットを食べに行くつもりで、昨晩からワクワクしていた。 お目当ては、カレーピラフとスパイシーポークソテー。限定ミニヨーグルトっていうのもつけられると知って、つい頼んじゃった。 注文はテーブルに据え置きのタブレット端末でできるんだ。料理が来るまで、その端末でメニューを見て過ごす。 タッチパネルで、すいー、すいーって、ページ?画面?を変えながら。ちょっと楽しい。 ワンプレートに盛られたカレーピラフとポークが届い

          空想日記 X年2月6日㈰

          空想日記 X年2月7日

          仕事帰り、猫が僕の目の前を駆け抜けて行った。後足が、いわゆるソックスの。 この辺りで猫を見かけたのは初めてだ。 猫が姿を消した植栽の、その奥を覗いたが、なにも見えなかった。 たぶん、あの猫はこちらのモノではない。 (津田)

          空想日記 X年2月7日

          ぼくの創作について覚え書き

          にちとと申します。文章力など皆無な、下手の横好きレベルでほそぼそと一次創作小説を色々書いています。 ジャンルも雑多なら、物語の舞台となる“世界”も現代から異世界まで。BL,GL,NLも書く。ほんとに、雑食過ぎてとっ散らかってる。  そんなぼくが何かを書き始めたのは小学生も低学年の頃。好きな作品の設定にオリキャラを混ぜ込んだ、今でいうクロスオーバーだの夢小説だののごった煮のようなモノを絵を交えつつ書き散らしていました。 それが、好きな作品の影響は受けつつも、段々と独自に世

          ぼくの創作について覚え書き