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不安の因数分解

昨日の夜、なんとなくテレビで「日曜日の初耳学」を見ていて。

USJをV字回復させ、最近では「イマーシブ・フォート東京」を手がけたことで知られるマーケターの森岡毅さんが、悩める学生たちに授業をする!という企画を放送していたのですが。

ある学生がアメリカに留学するか迷っている……と悩みを打ち明けたときに、森岡さんが「不安は因数分解していけばいい」というお話をされていました。

そもそも、ある選択をするかどうか悩んでる状態というのは「欲求」と「不安」を天秤にかけて揺れてる状態。

不安が小さくなれば欲求の方が大きくなって、行動できるようになるはずだけれど、不安を小さくするには不安の正体を分析すること。つまり「不安の因数分解」が必要なんだ!とおっしゃってました。

具体的に何が不安なのか?を具体化できれば、それに対する対応策も一つずつ考えていけるよねーという話で。確かにそうだよなあ!と。


そういえば昔、会社の先輩に言われた「なんで不安かわかる?何が不安かわからないからだよ」と言われてハッとしたことがあったけれど。これもまさに同じことですよね。

大好きなメディア「NEXTWEEKEND」の村上萌さんによるお悩み相談コーナーでも、萌さんが「不安の言語化」についてよくおっしゃってる気がするし。(コーナー自体は残念ながら先日最終回を迎えてしまいましたが)

ジェーン・スーさんのラジオ「生活は踊る」では、自分の思考や感情を書き落としていくジャーナリングがいいよ!なんて話が取り上げられてました。

いろんなところでいろんな取り上げられ方をしているけれど、どれも「不安はまず具現化してみよう」と、いうことを言ってるんですよね。


noteを書いてる方々ってそれが自然とできてる人が多いし、逆にそれができるからnoteを書いてるところもあるのかも?とふと思いました。

私もあまり意識してませんでしたが、なんとなくそんな気がしていて。

誰かと自分の不安について話す時も、一度note上で言葉にしていると比較的話しやすくて、伝わりやすかったりしますし……そこまでいけると、言いっぱなしで終わらずに「その先のヒント」まで得られたりして。ありがたいですよね。


私自身は今、出産までのカウントダウンに入っていて。「これまでの人生で不安だったことランキング」トップ3に入るのでは!?というくらい不安でいっぱいなのですが。直近の不安を因数分解してみると

1.出産タイミングや身体の状態が予想できないこと 
2.痛みへの恐れ
3.不安が人と共有しづらく自分で抱えてしまうこと

なのかなと。1、2については計画無痛分娩にできるよう調整していますが……こればかりは諸事情で叶わない場合もあるので、ここまで来たら願うのみ!だめだったときの覚悟をするのみ!というかんじ。

3は、昨日夫と一日過ごせたことでだいぶ改善されました。「話してるだけでどれだけ気楽になるのか」「たまひよを読んで同じ知識を得ようとしてくれるだけでどれだけ心強いか」を伝えたりして。

日頃から自主的に家事もやってくれるし、十分感謝はしてますが……昨日たまひよを読んだり、抱っこ紐のシミュレーションを自らしてる姿を見てじわじわありがとうが込み上げてきました。寝つきが少しよくなってきたのも、夫が入れてくれる湯船のおかげだと思います。ありがとう(と、ここで言ってみる)


不安の中身は、きっとこれからどんどん変わっていくのだろうなと思います。出産・子育て以外の不安だって、当然たんまりありますし。

だからこそこまめに分解して言葉にして、何か一つでもできることがないか……考えていけたらなと。

もうだめだー!とパニックにならないように、一つひとつ冷静に。一歩ずつでも、コツコツと。不安を小さく小さくしていけますように。

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