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【タイプロ】初めて企画軸でファンクラブに入った日
昨日から今日にかけて、SNSを開けば目に飛び込んでくる「タイプロ」の文字。
友人たちの投稿を見てみてもこんなにも異なるコミュニティで、共通の話題が取り上げられることがあっただろうか?……と思うほど、信じられないレベルの一大ムーブメントになっていることに、驚いている。
「timelesz project」。通称、タイプロ。Sexy Zoneとしての活動に幕を閉じた後、佐藤勝利・菊池風磨・松島聡の3人で活動し始めた「timelesz」。その新メンバーオーディションを行うというプロジェクトが昨年からNetflixで配信され、昨日ついに最終回を迎えた。
タイプロの話をするときは前提が大事だと思っているので、私の立場をあらためて表明しておくと……timeleszが所属するSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のアイドルたちを応援してきた一人のオタクで、timeleszのファンを指すsecondzでは、ない。
事務所の中でも舞台を中心に活動するグループを長年応援しており、今回の最終候補メンバーで言えば事務所の「俳優部」から参加した寺西拓人と原嘉孝は見る機会が多く、「いつものメンバー」とも言える、どこか身近な存在だった。
昨日は娘に授乳しつつも朝10時からリアルタイムで最終回の配信を見て。流した涙を拭きつつ、日中の予定を終えて、夜にファンクラブ限定の動画を見て一日を終えた。
気づけば一日中タイプロのことが頭から離れなくて、「お疲れさまでした、って言葉はおかしいけど……そんな一日だったね」と友人たちと労いあうほど、エネルギーを消費した。
最終回本編についての詳細な感想は割愛するが、個人的な涙腺崩壊ポイントは2箇所。自分が呼ばれても涙を見せなかった寺西くんが、原くんの名前を聞いた瞬間、初めて涙を見せたところ。
もう一つは、メンバーに選ばれなかった3人が、選ばれたメンバーに声をかけていたところ。これまでの落選メンバーも同様だけれど、心の整理がつかないであろう状況の中で、選ばれた側の人間に対してあんなにも素直に感謝を伝えられるなんて……あまりにも人格者すぎる。自分なら「選ばれた側」への嫉妬で目を背けて、しばらく直視できないと思う。
一方でファンクラブ動画についてはいろいろと思うところもあったけれど、新体制になりたてで正解なんて出せるはずがないので……えらそうながらも、これからに期待だな、という感想を持った。
ん?
ファンクラブ動画?
ということはお前、ファンクラブ入ったのか……?
secondzでもないし、新メンバーに元からの推しがいるわけでもないのに?
そんなツッコミが聞こえてきそうだが、そう、入ったのだ。もっと正確に言えば最終回を迎える前日に、入ってしまったのだ。
今までファンクラブに入る時は、そのグループをなんとなく見る中で「この人かっこいい!好き!」となるときめきフェーズを経て、その人への確実な好意を確信してから、入るパターンだった。
しかし、今回はタイプロという企画を応援したい気持ちと、事務所で長年キャリアを積み重ねてきた人の新たな挑戦を応援したいという2つの気持ちで、入会した。
もちろん最推しの寺西くん名義で入りたい気持ちは強かったが、発表直後は申し込みが殺到することを見越して、オリジナルメンバー名義で入ってしまった。(すみません)こんな「企画軸」な入り方は、初めてだ。
私はタイプロがなければ、ここまで寺西くんを応援しよう、と思うことはなかったと思う。現にタイプロの前から彼のことを知っていたのに、主体的に情報を取りにいったり、彼のために現場に行ったりはしていなかったのだから。
でも、寺西くん自身が持つ魅力はタイプロ前後で基本的には変わっていないはずで。
そう考えると、その人自身の魅力は変わらなくても、乗っかる土台でその人の見え方、伝わり方は変わるものなのだなあ……と。
タイプロという土台に乗っかる前からその魅力に気づき、応援し続けてこられた方にはもちろん頭が上がらない。でも、土台が変われば新しい見え方・伝わり方があることを知れたのは、私にとって大きな希望だった。
逆に言えば、今回選ばれなかった3人は乗っかるべき土台がtimeleszじゃなかった……というだけで、それぞれが持つ魅力は変わらない。別の土台に乗れば、その魅力の伝わり方が倍増する可能性だってある。
もしかしたら、自分もそうなのかもしれない。今いる場所から土台を変えれば、自分が新たな自分と出会い、誰かに新たな見つかり方をする……なんてこともあるかもしれないから。コツコツと自分なりに魅力を磨きつつ、乗っかる土台探しをし続けることが大事なのかもしれない。
人それぞれに、魅力はある。あとは自分が最大限、魅力を発揮できる場所に出会えるかどうか。そのためには運と、縁と、努力と、何よりも自分や周りを信じきることが必要なのだろう。
長年アイドルオタクをしてきたけれど、あらためてそんなことを学んだし、企画軸でファンクラブに入るという初めての行動にまで到った。
本当に大変なのはここからだと思うけれど……賛否両論の中、このタイプロという企画を立ち上げやり遂げたtimeleszのオリジナルメンバー3人と、全ての関係者のみなさまに感謝したい。もちろん、候補生たちにも。
1年後にファンクラブを更新する頃には、どのようなtimeleszになっているのだろう。今から始まるその全てに希望を持ちつつ、わくわくしたいと思う。
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