チームだからこそ難しく、チームだからこそやりきれた販促コンペの話
4月から挑戦していた販促コンペの挑戦が、終わりました。受賞されたみなさん、おめでとうございます。挑戦されたみなさん、本当におつかれさまでした。
私の今年の挑戦の始まりは、このツイートからでした。
このときに声をかけてもらった稲永くんと挑戦し、
初めてファイナリストまで進むことができまして。。受賞に至らず悔しい気持ちもありましたが、1人では絶対無理でしたし、まさかここまで来れると思ってなかったので感謝しかないです。
(応募総数4631本中、33本。通過率0.71%と聞いてびっくり…!)
三菱地所グループとロート製薬の2つに応募し、
そのうち三菱地所グループの方で最終選考に進むことができました。
課題はこちら。
私たちが提出した企画書(の一部)はこちら。
2人チームで取り組むのは初めてでしたが、この半年間で自分なりに多くの学びがあったので忘れないうちにつづらせてください。
人と組むことで自分にできることも見えてくる
稲永くんとは言葉の企画という昨年受けた企画講座で初めて一緒に「13月のカレンダー」という企画を、他のチームメンバーと共にやらせてもらって。
ロゴ作成やカレンダーデザインの相談をしていたのですが、そこにとどまらず「そもそもこういう企画にすべきでは」という根本の提案からしてくれたことをよく覚えています。昔、販促物のディレクターだった頃、プロのデザイナーさんとやりとりしているときの緊張感を思い出し、身が引き締まる思いでした。
今回も最終的な企画書のビジュアルはもちろん、企画をブレストするときからさささっと絵に起こしながら具体化してくれたり、情報共有しやすいデジタルツールを導入してくれたり。何もかもに刺激を受け、多くのことを教えてもらいました。
その中で自分にできることってなんだろう?と考えたときに、これだ!という正解は今でも見つかりません。でも、全体の進行管理や、たくさんの要素を一つのシナリオに落とし込んでいくこと、チームがうまく回る方法を考えることなど、仕事でプロジェクトマネジメントしてることが少しは活かせたのかな?とは、思ったり。
これまで応募したときは、自分に足りないものばかりが見えて苦しかったのですが。全て一人でやろうとせずに、力がある人と組んで、その上で自分にできることを考えることの大切さを学んだ気がします。
徹底的に相手を調べる
これも稲永くんから教わったことですが……通った方の企画を考えるにあたっては、
企業のキーマンの想いが詰まった本を読み、記事を読みまして。相手のことを徹底的に調べることの大切さを学びました。時間をかけてこれをできたことが、もう一つの企画との違いでもあったのかなと。
1人だったらこんなに深く調べきることはなく、もう少し表面的な企画になっていたかもしれません。企画するにも、提案書を作るにも、インタビュー記事を書くにも、何をするにも相手のことを調べつくさないと、ですよね。基本的だけど、やっぱりとっても大切だと実感しました。
自分が真に受けているか?
ライターの九龍ジョーさんの講義を受けたときにおっしゃっていた、忘れられない言葉があり。
「自分で書いてることをどれくらい自分で真に受けてるか?自分が真に受けて書けば書くほど、人に伝わる」
これも、もう一つの企画との大きな違いで……三菱地所の企画書は実際に稲永くんと緊急事態宣言の最中、閑散とした丸の内の街に出向き、感じたことを企画書に表現しました。
そこで2人で見たもの、感じたことが共通の土台となって、企画書の方向性がブレずにすんだのかもしれません。
何かを思いついて人に提案するとき、まず自分が真に受けてるか?は自分に問い続けたいと思います。
互いの負担を互いの充実にする
言葉の企画でチーム企画に取り組んだとき、恩師の阿部広太郎さんがおっしゃってた言葉がとにかく沁みる半年間でした。
今となってはいい思い出ですが、応募にあたって負担がまったくなかったかと言うと、もちろんそんなことはなく。6/3の締め切り直前の日記を読み返したら「ここ数日の記憶がない」とひょろひょろの文字で書いてありました。笑
2人でも、複数人でも、チームって本当に難しい。
少しでも「自分ばかりなぜこんなにやってるのか」「なぜもっと評価されないのか」と思い始めてしまうと、チームのバランスは崩れ、回らなくなる。これは日々仕事で感じてることでもあり、自戒を込めてなのですが。
100%でないにしろ、今回は負担を充実に変えることができた度合いが大きかったのかな?と自分なりには、思ったりしました。
この経験で何を学び、これからどう活かしていけるのか。勝負はこれで終わりではなく、むしろ始まりなのかなとも思います。
何にも変え難い経験をさせてもらったこの半年間に感謝しつつ、次のステップへ進みます。
稲永くん、応援してくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございました。