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支援バカのつぶやき

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いち支援者としての気づきや考えを2021年から書き綴っています。まぁ、日記みたいなもんです。
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#居場所

生きづらさを抱えてるのは本人だけじゃない

生きづらさを抱えてるのは本人だけじゃない

6月から生活訓練の事業を始めています。
HOMEという名を名乗っていて、実際に家を使って行っています。
 
 
ここには、自立を目指してバリバリ訓練するぞー!な方だけじゃなくて、今まで支援の手がなかなか届かず、一歩前に進むきっかけが得られてない方にとって、きっかけや入り口になるような場所でもありたいと思っていて、少し家にこもりがちになっている方などにも出てこれる場所を作っていこうと思っています。

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「掛け算」で生まれるもの

「掛け算」で生まれるもの

昨日は「ウサギ食堂」っていう、障がい児を持つお父さんの集いに、当事者支援者として(一応)行ってきました。

支援者、といいながら、そんなに肩肘張った話なんてしてなくて、お父さん達と一緒になって自然に生まれる会話、対話の中で、「専門職の相談支援」みたいな雰囲気じゃなくて、ほんとに食堂でお客さん同士が盛り上がってるような空気感で、ただただゆるやかな時間を過ごしました。

普段事業所の中だけで利用者さん

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成長の速度

成長の速度

就労移行支援に勤めていてこんな事を言うのははばかられるのかもしれませんが、人の成長って「期限」や時間の単位だけでは括れないですよね。

何の因果が分かりませんが、うちの事業所には本当にいろんな背景を持った方が訪れます。
うち、制度的に「2年間」っていう利用期限の縛りがあるんですが、その中には必ずしもその期間で卒業できるかどうか分からない方もいらっしゃいます。

他の機関で通えなかった人、10年単位

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相談支援は「相談を引き出すこと」と「整理」から始まる

相談支援は「相談を引き出すこと」と「整理」から始まる

いつもバタバタしていることが多いんですが、珍しく今週は事業所で手が空いていることが多くて、昨日はほぼ1日利用者さんの相談支援を行っていました。
今日はスタッフの相談に乗っていましたが笑。

就労移行支援事業所という建て付けだから、というところもあると思いますが、僕利用者さんの支援については相当な比重で「相談支援」や「対話」に重きをおいています。

多分僕はあまりにも専門的な支援スキルが不足している

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