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人付き合いが苦しい方へ【孤独は目を曇らせるから】
こんばんは、ウィッシュノートです。前回のポエムにスキをありがとうございました。
「最新話しか読まれないのかな?」と思っていたのですが、意外と以前に書いたポエムを読んでいただけることがあって嬉しいです。
今日はせっかく恋人や友だちができても苦しくなる原因について、個人的な見解を詩にしました。誰かのヒントになれば嬉しいです。
孤独は目を曇らせるから
矛盾しているようだけど、
寂しい時は人に近づかないんだ。
孤独は目を曇らせるから。
「溺れる者は藁をも掴む」と言うけれど
孤独は流れの速い川に飲まれるくらい
酷く苦しいものだから
いま掴もうとしているものが
自分の助けにはならないこと
他人から見れば明らかなのに
自分だけは分からない。
友だちがいれば楽しいはずなのに
恋人がいれば救われるはずなのに
楽しいどころか惨めになるのは
救われるどころか苦しくなるのは
いま掴んでいるのが藁だからだ。
けっきょくまだ孤独に溺れているからだ。
じゃあ、どうすれば孤独から抜け出せるのかと言うと、
自分は独りだと思い込むのをやめて
独りは悪いことだと決めつけるのをやめて
「誰も自分を見てくれない」
「分かってくれない」って
自ら作った嘆きの川から自分の力で這い出して
本当は自分も人を見ていなかったこと、
分かっていなかったことに気づくんだ。
そうすればできるから。
今度こそ真っ直ぐに人を見ることが。
そうすれば分かるから。
相手が自分に好意を持っているか。
自分が相手に好意を持っているか。
そうすれば繋がれるから。
苦しくも虚しくもない関係を築けるから。
だから矛盾しているようだけど、
寂しい時は人に近づかないんだ。
孤独は目を曇らせるから。
曇った目では何も見えないから。
本物が欲しいなら、孤独は自分で癒やすんだ。
藁を掴むために疲弊しないように。