医療保険について
最近。商談をしていて思うことが、
医療保険は必要か?
という問いです。
保険代理店の代表がこんなことを言ってはスタッフに怒られますが、
病気になったときに、日額1万円もらえる補償に、毎月数千円払うのってリターンがとっても悪い投資に思えちゃうんです。
すみません・・・
日本は諸外国と違って、医療制度がかなり充実してます。
今から60年以上前にできた皆保険制度により、だれでも、どこでも、いつでも医療サービスが受けられることは、日本では常識ですが、世界中から見たらかなり非常識です。とっても恵まれているんです。
さらに、限度額適用認定制度があるので、その人の給料に応じてですが、多くても1か月の支払いは十数万円ですんじゃいます。
だったら治療費に関してはタンス預金でいいんじゃないの?
というのが結論です。
じゃあ医療保険は不要かというと、そうではないです。
一般的に、治療が終わって普段の生活にもどって、100%の体力で仕事を再開できる人は多くありません。
なので、生活費の補填が一定期間分(半年から1年くらい)必要です。
つまり、医療保険は、
「治療費の補填」ではなくて、
「生活費の補填」として考えるべきと思います。
しかもまとまった数百万円の蓄えがあると、心理的にじっくり治療に専念出来て、直りも早いように思います。あくまでこれまでの経験の肌感覚ですが・・・
つまり医療保険のカケカタとしては、
日額をたっぷり2万円とか付帯するのではなく、
日額は5千円くらいにして、大きな病気の時の一時金(3大疾病、7大疾病など保険会社によってさまざまです)をたっぷりつけるべきです。
もしくは、がん保険でしっかりたっぷりその後の生活費を準備すべきと思います。
保険代理店の店主によって、または保険会社によって考え方は様々ですが、いままでお支払いしてきた実体験から、そう思います。
また、支払い免除特約は絶対付帯した方がいいと思っています。
一般的には、3大疾病になったらその後の保険料はいりません。
というやつです。
医療費が免除になっても、保障がそのまま残るので、終身の医療保険の場合は一生涯無料で保障だけ残ります。
例えば、40歳でステージ1のがんになって、完治して100歳まで生きたとしたら、60年間保険料なしで、保障だけ残るわけです。
すてきです。これこそ保険です。
今後、医療技術が進み、いま不治の病も治る時代が来ると思いますが、そうなれば、その威力は増します。
すてきです^^
先進医療特約も、今はまだ適用される病院が少ないので、保険金のお支払いが少ないですが、費用対効果が高いので保険として意味があるように思います。
保険に加入する際は、他の保険会社よりも安いとか、担当者の説明がわかりやすいで判断するのではなく、実際に病気になった人の実体験を確認して加入すべきです。
お支払いをやったことがなくて、商品の機能ばっかり説明する担当者は疑ってかかった方が賢明です。売るプロでお客様を守るプロでない可能性が高いです。
お客様の安心をサポートするのが保険代理店の役割とするならば、担当者は、お客様の質問になんでも答えられる1000本ノックに耐えうる情報力と気遣いが必要です。
保険業界が商品ありきから、お客様ありきに変わってきてますが、まだまだ商品ありきが散見されます。残念でなりません・・・
ご注意ください。
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