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地震に対する保険の考え方

みなさん、火災保険と地震保険は別物って聞いたことありますか?

地震が原因で火災が起こった場合、火災保険だけだとお支払いできません。

あくまで、地震が原因の火災なので、地震保険が必要なんです。

火災保険を契約すると地震保険が自動でついてくると考えている方もいますが、自動ではついてきません。ちゃんと意思を持って契約する必要があります。

ところで、日本で今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率なるものが発表されています。

【ご参考】地震ハザードステーション

みなさんの住んでいる地区を確認してみてください。もし確率の高い地区であれば、地震保険は考えた方がいいかもしれません。

こんなこと言うと保険業界に怒られちゃいますが、地震の確率が高くなくて、免震構造や耐震構造のマンションであれば、建物の地震保険は不要に思います。だって地震で壊れない構造なんですよね・・・。

その場合、家財(主に家具や電化製品など)にだけ地震保険をかけておくと合理的です。

大きな地震がきた場合、免震構造の高層マンションは、建物は壊れにくいですが、室内の家財は割と壊れます。そこを守るのが家財の地震保険です。

建物に地震保険をかけないで、家財にだけ地震保険をかける。

おすすめです^^

また、地震保険は、「建物の復旧」に使うというよりも、「生活の再建」に使うという方が、これまでの支払い実績からするとしっくりきます。

そもそも地震で全壊しても、地震保険からは最大50%までしか補償されないので(特約などで増やせるタイプの保険もあるようですが・・・)、建物を全壊前の状態に戻すには、まったく足りません。

さらに、建物が全壊した場合、建物が復旧するまでの間に住む場所や、生活道具も必要になります。

そのための資金と考えてください。

ちょっと視点が異なりますが、仕事中に地震に見舞われケガした場合は、労災認定の対象になるので、万が一、仕事中に罹災した場合は会社に相談することをお勧めします。

あと、商談していて、「あ!勘違いされているな」と思うのが

津波=水災

です。

そう思っている方が多いようです。というかほとんどの方がそうです。

津波は水災ではありません。

津波の原因は地震なので、津波は地震保険で担保されます。火災保険の水災特約ではお支払いできません。

注意してください。


最後に・・・

地震に関して、損害保険の担当者はいろいろな情報を収集をしているので、相談すると地震に関わる各種お役立ち情報を入手できます。

自分で調べるよりも短時間で役立つ情報を入手できちゃうので、

活用しましょう^^

また、保険代理店は、地域の事業者とつながっている場合が多いので、工事の相談や物資の相談なんかもありです。思った以上に活用できます。

場合によっては、工事の手配なんかもやっちゃいます。

使えますよ。

いっぱい活用しましょう^^


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