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欲しいものAとBの対処の違い

家族で旅行に行ったときのこと。
5才の息子が鳥羽水族館のお土産屋さんで小さなカメのぬいぐるみを手に取り、離さなかった。

私「他にもぬいぐるみあるし、大きいカメのぬいぐるみもあるよ?」
何度も聞いてみる。
息子「これがいい!!」
小さなカメのぬいぐるみをもう我が物のように持っている

ぬいぐるみが好きな息子

どこに行くにも東山動物園で買ったレッサーパンダを連れていく。
時には南知多ビーチランドで買ったカメのぬいぐるみと、私が昔誕生日にもらったカエルのぬいぐるみ。
リュックに詰め込んで一緒に持ち歩くのだ。

結局それは購入した。


その後お昼を食べたところで見つけたお土産屋さんの小さな羽根のついたボールペン、息子は手に取ることはなかったが「欲しい」と言った。
だが、それは私は買わなかった。

渋々店を出て、娘たちは車に乗り込んだが息子は乗らず「あれが欲しい~」と私の手を引っ張り大声で泣いた。
周りの人の目も気にせず。
次女は「そんなわがまま言わないで」と怒鳴り切れたが、あまりにも弟が泣くので「私の五百円使って良いから買ってあげて」とアノドケチな次女が言うほど泣いていたのだ。

でも、私は買わなかった。

息子に「どうして欲しいの?」と聞くと
「羽根が回って涼しそう」と言う。
私「じゃあ、字が書けるようになったら買おう」と言うと「今じゃないとやだぁ」とさらに叫ぶ。

でも、なんとなく違うのだ。
その欲しいはワクワクしたり、前向きな欲しいではなく「なんとなく欲しい」「疲れた」みたいなうまく言えないけど買ったらダメな気がした。

私は「あれは買わないのごめんね」と言うと「じゃあ、今度旅行に行ったときの買う!」と宣言して車に乗った。

それからは車内でDVDを観たり、ホテルに興奮してさっきの涙はなんだったのかというくらい忘れ去られていた。

泣いたらなんでも買えることもしたくない。かといってなんでもかんでも買わないのも違う。
おんなじお土産の二つだが、なんとなく違う欲しさが伝わる出来事だった。

旦那だったら問答無用で力わざで車に乗せて「うるさい!」って言っちゃうんだけど、それは良くないと思うんだよね。
でも自分に余裕がなければ怒鳴っちゃうかも。
余裕って大事。


ラッコに会えました!

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