個人懇談で気をつけていること3つ
個人懇談で思い出すのは、私のものすごい恥ずかしい過去。
当時、中学三年生だった私はちょうどパソコンの一般家庭の普及もあり、ネットでチャットやいろんな掲示場がはやっていたころでした。
地元のボランティアでは大人や大学生、高校生そして小さな子ども達と過ごすことが多く、なんでも知っていると思い込んでいるイタイ中学生でした。
当然、先生の言うことなんか聞きません。
三者面談はふんぞりがえって聞いていた覚えがあります。
・・・今となっては穴があったら入りたい出来事ですね。
世界はそんなにも簡単じゃなくて、社会はとても複雑で、自分一人では生きていくことができない。
今ではそれがよくわかります。
だからこそ、親としてもうすぐあるであろう個人懇談は気をつけてほしいのです。
ちびまるこちゃんでもありましたが、昔は授業参観などは親は一張羅を着て行ったものです。
どうしてか、それは失礼のないようにという気持ちからでしょう。決して自分が目立ちたいとか金持ちだというアピールではないと思います。
今は反対で、ウソでしょ?!という肩を出したり、ものすごく丈が短いスカートをはいたお母さんもいれば、全身ジャージのお父さんもいます。
では、個人懇談はどうか、先生が時間を取ってくださり、一対一で話ができる貴重な時間。ジーパンやTシャツなんて、ラフな格好をすると、「あー、この家はこういう風なのね」と先生も思われます。
大人ですから言いませんが。
この親にしてこの子あり。
私も少ないですが、親子で関わる機会が多くあったのでやはり、親を見ると子どもがどうしてこういう思考になったのか、こういう顔つきなのかというのがなんとなくわかるときがあります。
また、個人懇談は教室で行うことが多いと思います。
子ども達が学んでいる場所に入らせていただく、そんな気持ちがあれば「失礼します」と礼をして入ると思います。
そうして、先生と顔を合わせ、「いつも子どもを見てくださりありがとうございます。」と感謝の言葉が言えるでしょうか。
私は恥ずかしながら礼儀作法を学ぶまでぜんぜんその気持ちはありませんでした。
あってもまぁ、良いかと何もしなかったのです。
それは自分は気持ちはある。と思っても相手にわかるように行動しなければ気持ちは無いものと同じです。
先生も人間です。平等であることは基本ですが、この人に寄り添ってあげたい、力になってあげたいと思うのはどういう保護者に対してか、自分だったらどうだろうかと考えればわかると思います。
お母さんの言葉や動作一つで自分の子どもに対する姿勢が良くなるのであればぜひ①服装②礼③先生への感謝言葉を表して欲しいと思います。
もちろん、下の子が小さすぎてきちんとした格好ができなかったら
「すみません、小さい子がいて服装がラフになってしまいました」など一言いえば先生も「あ!小さい子がいるのね~」と分かってくださいます。
何もしないで先生にうちの子だけ見てほしい、やって欲しい、気をつけてほしいなんて一方的にぶつけるのは一番いけないことだと私は礼儀作法を通して思いました。
来週、私も個人面談が上の子と真ん中の子があります。
10分しかない貴重な時間で先生から我が子のことを聞くのがとても楽しみです。
少しでも皆様の個人面談が有意義な時間になりますように。