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土鍋で作る釜めし風栗ご飯と季節の野菜たっぷりご飯&栗の皮むき法

玄米雑穀を中心とした食生活を送っているのだから、ご飯はいい土鍋で炊いてみたい―そんな憧れから入手した土鍋ですが、実際にご飯を炊いてみると、「???炊飯器の玄米モードの方が美味しいかも…?」

その理由はおそらくですが、玄米だけでなく、数種類の雑穀をブレンドしているから。粟、ひえ、蕎麦の実に加えて、玄米以上に固い(と思われる)ハト麦やたいしもち麦、時に小豆または黒豆なども混ぜています。
充分に浸水しているとはいえ、異なる固さや大きさの雑穀をブレンドする場合は、炊飯器の玄米モードで炊いた方が美味しい、というのが今のところの私の実感です。
 
とはいえ、土鍋も結構重宝していて、たくさんの野菜を土鍋でじっくり重ね煮にすると、水を使わず、ほんの少しの塩を加えるだけでも、野菜から出る水分だけで美味しい野菜の煮物を作ることができます。野菜のうまみがじわーっと染みる感じ。スープの場合は水を少し加えて。さらに、それらの野菜にカレー粉を加えて土鍋で煮込むと、油や小麦粉を使わなくても美味しいカレーを作ることができます。ひき肉の代わりに豆腐を使ったボロネーゼソースや、それをリメイクしたドライカレーも土鍋で作ると美味しい!

最近はめっきりお蕎麦屋さんで見かけなくなった「鍋焼きうどん」風なものも土鍋があれば作れます。

鍋焼き風土鍋煮込みうどん
全粒紛うどんを煮込みました。

そんなわけで、もっぱら野菜料理用に重宝してきた土鍋でしたが、ここにきて、再びご飯を炊くのに使い始めました。

 きっかけは釜めし屋さん。

釜めしというと、鶏釜めしとか、五目釜めしとか、牡蠣釜めしとか、蟹釜めしとか、そんな感じで、野菜をたっぷり摂れるイメージがありませんでした。ところが、つきあいで行った釜めし屋さんに、夏野菜をたっぷり使った釜めしメニューがあったのです。野菜たっぷり釜めしなら、うちの土鍋でも作れそう!ということで早速チャレンジしたのが、こちら・・・

夏野菜たっぷり釜飯風土鍋ご飯

入れた野菜は、おくら、枝豆、コーン、人参、しいたけ、まいたけ、トマト。
土鍋で炊くのに不向きそうな固い雑穀はブレンドせず、具材とのバランスも考えて、ご飯は玄米、黒米、もち粟だけのシンプルな玄米雑穀にしました。
ほんの少しの塩を加えただけなのに、トマトと舞茸からいい出汁が出ていて、しみじみ美味しい!
 
それ以来、季節の野菜を入れた釜めし風土鍋ご飯がマイブームに。
今年の秋は、栗を使った栗釜めし風土鍋ご飯も作ってみました! 

土鍋で炊いた釜飯風栗ご飯

こちらのご飯は玄米、黒米、もち粟、そして栗とさつまいもに合いそうな小豆もたっぷり入れました。やはり味付けは塩を少しだけ。
具材は栗、さつまいも、まいたけ、枝豆、松の実。

栗をたっぷり入れたのに、炊き上がって蓋を開けたら、大きな栗は沈んでしまっていて、表面に残っていたのは、皮をむいた時に崩れてしまった小さな栗やさつまいもや枝豆ばかり・・・。フォトジェニックな仕上がりになりませんでしたが、気のせいか、炊飯器で炊く栗ご飯より美味しいかも・・・いや、断言できます!気のせいでなく本当に美味しい!!

炊飯器の栗ご飯では味わったことのない美味しさ。栗の味がご飯にも染みて、ほんのり甘くてほっとする感じ。
土鍋って食材の味を引き出してくれるんですね。
「なるほど、栗ご飯って本当はこういう味なんだ」と、ひと箸ひと箸、しみじみ味わったのでした。
 
ところで、栗ご飯は美味しいけれど、栗の皮をむくのがひと仕事。皆さん、どんな風に栗の皮むきをしているのかとても興味があります。試行錯誤の末、私が今やっている方法を備忘録として記載しておきます。

・洗った栗の皮に十字の切り込みをナイフで入れる。ナイフにはさみを入れて、切り込みをできるだけ長く入れる。できれば、栗の反対側にまで切り込みが伸びると尚良い。
・蒸し器(といっても私は蓋付の鍋に100均の日本製ステンレス蒸し皿を入れるだけ)に水を入れて、栗を蒸す(20分くらい)
・切り込みが開いて、手でむけそうな感じになったら、火を止めていったん、栗を冷ます。冷まし過ぎるとむきにくくなるので注意。
・手でむいても熱すぎない程度に冷めたら皮をむく。
・渋皮が残るので、渋皮にもほんの少し切れ目を入れて(深く入れると、むく時に割れてしまうので注意!)、再び蒸し器で蒸す。
・時々様子を見て、渋皮がはがれそうになったら、火を止める。やはり冷め過ぎるとむきにくくなるので、適当に温度が下がったら、渋皮をむく。手ではなく、ナイフで渋皮を軽く持ちあげるようにしてむくとやりやすい。
 
栗とさつまいもと小豆の組み合わせが最高だったので、また作りたいけれど、栗の処理がちょっと面倒・・・まあ、栗なしでも充分美味しいかも・・・ということで、さつまいもと小豆とまいたけだけのシンプルバージョンでも作ってみました。

さつまいもと舞茸の釜飯風土鍋ご飯
こちらもさつまいもが結構沈んでます・・・

これから冬にかけて、どんな野菜で釜めし風土鍋ご飯を炊こうかな・・・。
我が家の玄関先には、むかごの蔓がいつの間にか自然に伸びてきて毎年実がなるので、むかごご飯もいいかな。春は山菜バージョンも美味しそう。新ショウガでショウガご飯もいいかも。夏は庭の茗荷を入れてみよう!トウモロコシや枝豆も加えたら美味しいかな?
ということで、釜めし風土鍋ご飯の備忘録はまた更新したいと思っています。

土鍋を使った野菜の美味しさを引き出すレシピ-ビーガンボロネーゼやカレーなどなど―の備忘録も、そのうちまとめてUPしたいと思っています!

乳製品、精製オイル、砂糖を使わない玄米雑穀・プラントベースの料理やデザートを作って備忘録に残しています。是非チェックして頂けると嬉しいです!

https://note.com/wisdomjapan/


 
 


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