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映画『素晴らしき日々も狼狽える』と、私。①

安田潤司監督映画『素晴らしき日々も狼狽える』ポスター画像表


この映画は、私の記憶の欠片だ。
フィクションであり、フィクションではない。


2022年9月16日から鹿児島天文館シネマパラダイスから特別先行ロードショーが始まる映画がある。

安田潤司監督の

映画『素晴らしき日々も狼狽える』だ。


私は映画が好きだ。
良い映画は沢山の人に見て欲しい。
そして、共有したい。

だけどこの映画は
そんなものではない。
紹介したい、ではなく

私がずっとみんなに知って欲しかった
みんなと共有したかった

そんな日々の記憶や想いが形として残った
日記のような映画である。

だから見て欲しい半分、
とてつもなく何故か照れ臭い半分。

それほどに当時の自分が自分の中で思っていた、
いや、少しだけTwitterで呟いたりもしていたか。
そんな
わざわざ人に直接言うわけじゃないが
自分だけじゃ抱えきれない

興奮と期待、夢

希望と、そして絶望。

鹿児島のWALK INN FES!に出会った高校2年の春からの約5年間

臭いけど大袈裟ではない胸の内を
安田監督はまるで全て知っていたかのように
この映画を通し

映像で、言葉で

 形にしてくれた。







と、思える程に。
大袈裟そうだけど
WALK INN FES!に関わる鹿児島のバンドマン
ライブハウスのスタッフ
お客さん

沢山の人が
"あのフェス"で同じ興奮と
キラキラを浴び、
だけど完璧ではない。
"あのフェスが"いつもなぜか各々に残す違和感が

街へ、人へ。

伝えたいもの。繋げたいもの。

いつも私達を考えさせる。

そうして誰かへきっかけを落としていく。

この映画は。

"あのフェス"そのものだ。

8月16日の試写会を経て
私は確信した。

公開まで1ヶ月をきった。
フェスに行ったことがある人ない人、
私の大切な人達。
沢山の人に見て欲しい。



安田潤司監督 映画『素晴らしき日々も狼狽える』

9/16(金)から先行ロードショー公開!

音楽から生まれた街、鹿児島WALK INN FES!
3・11からコロナ禍まで、鳴らし続けた10年の記録と記憶。

9/16(金)~9/29(木)天文館シネマパラダイスにて
特別先行ロードショー
出演130バンド、詳細はここ↓
walkinntv.com

2014年に誕生してから来年で10年。Ken Yokoyama、BRAHMAN、the band apartなどの名だたるバンドの他、鹿児島
バンドを含む総勢200組にも及ぶミュージシャンが出演した新しい「街」の成長を記録し映画化したのは、80年代の日本のハードコア・パンクシーンの黎明期を記録したパンクドキュメント映画「ちょっとの雨ならがまん」(1983)の安田潤司監督。安田監督は2012年に鹿児島に移住。「フェスという名の街創り」に感銘を受け、2018年より「WALK INN FES!」に参加。街の住人の1人として、地元の若者たちとカメラを廻し、コロナ禍の真っ只中に本作を完成させた。
フェスのテーマと同じく制作、配給、宣伝も自分達で行うこの映画そのものが「WALK INN FES!」の一部だ。

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