人のために何かをしたい。
困ったことに、
私の好きなものは
全て相手がいて成り立っている。
好きなものだけではない。
勉強嫌いの私。
どんなにやらなくては!と思っても
どうにも手につかない。
勉強したいなーと思っても続かない。
けれど、そんな私も
勉強したくなる方法が1つだけあった。
ー友達に教えるために勉強する。
図やイラストにまとめたりすることが
好きだった私は、勉強をしよう!と思って
まとめてたというよりも、
ーなんとなく楽しいから
ー勉強している風になるから
白地図を1から作ったり
オリジナルプリントを作ったりしていた。
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いつの間にか学年トップ3の子に
「そのプリント私にも作ってほしい」
「ここを教えてほしい」
と言われるようになった。
すると、
その子に教えるために!
その子の成績が落ちないように!
私がちゃんと聞いておかなくては!と
授業にぐんぐん集中するようになった。
勉強をするのが楽しくなり
どのようにまとめたら分かりやすいか考えるようになった。
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トップ3の子に教えることはできるのに
それだけ理解しているはずなのに
私はなぜかいつも2桁だったことは
未だに不思議で仕方ない。
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だとしても、私はそれでよかったし
自分がトップ3になりたいとも思ったことはない。
教えた子の成績が上がれば私は嬉しかったし
勉強嫌いの子が私を頼るようになってくれ
放課後、みんなで勉強会をしたのも楽しかった。
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思えば幼少期。
突然まる一日かけて家の周辺の地域掃除をして
祖父母に驚かれたことがある。
習いごとが大嫌いの私が
手話を習いたいと騒ぎ立てたのも
話せない人の気持ちがわかったらいい
という理由だった。
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私は何においてもそうなのだ。
ー料理
作る相手がいるから俄然やる気になり、
美味しいものを作ろうと奮起する。
けれども、自分だけだとどうしてもやる気になれない。
ーお菓子作り
可愛いお菓子、食べたくなるお菓子
作るのは大好きだ。
食べたい!と思ったものを実際に作ったりもする。
けれども、作ると満足で、
それだけで心が満たされてしまう。
ー編み物
この相手にはこれをプレゼントしたい!と
思うとどんどん手が進み夢中になって編む。
けれども、相手がいないと何を作ったらいいのか
何を作りたいのかわからなくなる。
ーイラスト
メッセージカードに書こう。
アイコンに使えるものを書こう。
要望の絵を書こう。
対相手がいると夢中になれる。
けれども、ないと、何を書いたらいいかわからない。
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中高生の時に友達に、
スライムみたいだと言われた。
どんなものにも対応できる。
姿形を変えられる。
最近私は絵の具の白だと感じる。
何色を混ぜても割とその色に近くなる。
けれども、薄くなったその色なのだ。
原色にはなれない。
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そういえば。
少しスピリチュアルな話だけれど。
人の色が見える(オーラとは断言してない)人に
私の色を聞くと、
時により変化が起こるが、
どれも白ぽいのだ。
薄い黄色 薄いグレー 薄い紫
私は 白 でいていいのか。
白でいることは、果たしてダメなのか。
自分のために何かしろと言われても
苦痛でしかない私は
どうしたらいいのか。
その答えは、どこにあるのか。