綺麗なバラだがトゲがない
ワイン名:キュヴェ・ラ・バスティード 2018 シャトー・クープ・ローズ
生産地:フランス・ラングドック
タイプ:赤・ミディアムボディ
品種:グルナッシュ50%、カリニャン50%
購入価格(税抜):¥1890
オススメ度:★★★★☆
ラングドック産のワインは濃厚でしっかりしているというイメージが出来上がってしまい、また国際品種を冠したヴァン・ド・ペイ(地酒)が席巻してしまったため、「とにかく安くて濃いが、無個性」という誤った認識が植え付けられてしまいました。
当然ですがラングドック各地に様々な生産者が存在し、様々なテロワールが存在するので、生まれるワインも本来は種々様々です。
このワインはミネルヴォワというAOCから産出されますが、一般的な傾向としてミネルヴォワは、力強くタンニンもしっかりというタイプが多いですが、このキュヴェ・ラ・バスティードはちょっと異なります。
ラベルにバラをあしらっているからか、赤いバラの花びらの香りを明確に感じ取ることができ、口当たりは非常に滑らか。タンニンも柔らかく、するすると飲めるようなタイプです。
綺麗なバラには棘があるとはよく言いますが、このワインには刺々しさが感じられないので、優しいタイプの赤ワインがお好きな方におススメです。