ネッビオーロが気軽に楽しめる日がやってきた
ワイン名:ランゲ・ネッビオーロ 2018 テッレ・エ・ボルギ
生産地:イタリア・ピエモンテ
タイプ:赤・フルボディ
品種:ネッビオーロ100%
購入価格(税抜):¥1600
オススメ度:★★★★☆
ネッビオーロは不遇な品種なのかもしれない。ワイン愛好家なら誰もがバローロという銘醸地を通じてその名前を知っているのに、庶民が手を出すにはあまりにも高価すぎて、その素晴らしさを誰もが知ることは容易にできないからだ。
同じように、ブルゴーニュのピノ・ノワールを知りたいと思えば、ブルゴーニュの中に廉価なピノ・ノワールは無いけれども、他の産地で廉価なものを探すことは不可能ではなく、そのピノによってブルゴーニュに思いを馳せることが可能なのだ。
がしかし、ピエモンテの中から容易に手の届くところまでネッビオーロが降りてきた。しかも本丸ランゲからだ。ネッビオーロというとまずどっしりとしたバローロ感を想像しがちであるが、このネッビオーロは非常に酸の綺麗なバルバレスコ的なタイプ。
ブルゴーニュでいうところの広域ブルゴーニュ・ルージュ的な役割をこのランゲ・ネッビオーロは果たしてくれます。フランスありきでワインを語るような風潮はいかがなものかと思いますが、比較として分かりやすいかなと思い、敢えて比べてみました。