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これが本当の「酸化防止剤無添加」ワイン

ワイン名:ド・フィル・アン・エギーユ 2018 ジェフ・カレル
生産地:フランス・ラングドック
タイプ:赤・ミディアムボディ
品種:メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン5%
購入価格(税抜):¥1,500
オススメ度:★★★★☆

EU委員会の認証のついたオーガニック、そのうえ亜硫酸塩無添加というナチュラルワインの枕詞が多数ついているワインですが、大事なのはもちろんその中身。

いわゆる馬小屋臭やマメ臭のようなネガティブな印象は見られず(そういうのをナチュラルワインの長所だと見る意見もあるようですが、個人的にはワインの欠陥であると見ています)、穏やかな香りとすべすべとしたテクスチャーながらもタンニンはしっかりしており、それこそ「ナチュラルな」ワインのあるべき姿。

正直、相当にセンシティブに保管をしている店舗からでないと、購入したのちにいざ抜栓したら劣化していたということになりかねません。本来「酸化防止剤無添加」のワインはそれこそ生もののように扱われるべきであって、どこのスーパーマーケットでも販売している、紙パックに入ったあの「酸化防止剤無添加」のワインとは全く別物なのです。

また、抜栓してすぐと翌日、そのまた翌日と、かなり印象が変わってきます。その移り変わりをちゃんと熟知している、あるいは試飲をした段階でその変遷を予測できる方にこそ、扱ってほしいワインです。


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