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在るべきアリアニコの表現それぞれ
ワイン名:ベネヴェンターノ・アリアニコ IGT 2017 ラーヴァ
生産地:イタリア・カンパーニャ
タイプ:赤・ミディアムボディ
品種:アリアニコ100%
購入価格(税抜):¥1870
オススメ度:★★★★☆
千円台でも赤ワインにはエレガンスを求めたい、そんな方に最適な一本です。
南イタリア(と一括りにしてしまうのもどうかと思うが)の赤ワインは、プーリアのプリミティーヴォが一般的にイメージが強いこともあり、濃厚でしっかり目のものというイメージがあります。
アリアニコ自体も、タウラージというカンパーニャを代表する赤ワインに使用されていることから、濃厚でタンニンもしっかりなブドウであるというのが一般的な解釈です。
しかしこのアリアニコは、そういった一般的南イタリアのイメージやアリアニコのイメージとは異なり、色合いは濃い目のルビーレッドで、味わいも凝縮感がありながらもあくまで優しくエレガント。タンニンもさらりとしています。
この生産者ラーヴァはタウラージも作っていますが、タウラージはタウラージ然としたパワフルをしっかりと表現していますし、エントリーレベルのこちらにもそれに相応しい表現をしている、これこそ生産者が表すべきワインに対するアティテュードであると感心するばかりです。