「自分を変えるノート術」を読んだ 3時間スマホを見ず人にも会わずノートを書き続ける効果とは?
ある程度のまとまった時間を確保し、集中して、大量に、ノートを書こう。
この本の趣旨を1行に要約すると、こうでしょうか。
「まとまった時間」が貴重な現代
現代の日本では「まとまった時間」が貴重です。いつでもどこでも、スマホでネットにつながれるから。SNSを開けばとりあえずはヒマをつぶせますよね。
アップルやグーグルのエリートたちが、どうやって消費者の脳をハックするか、研究し続けた成果がスマホです。その気になれば我々は、何時間だってスマホで時間をつぶせます。
この「スマホの引力」が強力なのは、皆さんもご存知の通りです。
大事なことをスキマ時間で考えられるか
いっぽうで、ものごとを考えるには、ある程度のまとまった時間、考え続けなければなりません。将来のビジョンを、すきま時間の3分で考える、というのは難しいのです。
3分が10回あっても、30分にはかないません。
本書では、ある程度の長時間、スマホを持たず、人にも会わず、重要なことを考え、それをノートに書こう、と提唱しています。この活動を「一人合宿」と呼びます。
まずは30分。慣れてきたら、3時間。著者は、年に2-3回、3日から2週間の一人合宿をするそうです。
3泊4日が、最も費用対効果が高い、とか。
大量に書けば必ず当たりを引く
ノートを書いているうちにのってきていつの間にか40分ぐらいたっていた、ということはありますが、30分書く、と決めて書くのは勇気がいります。
それほど、時間は貴重です。ましてや3時間、あるいは3泊4日なんて?!
しかし、本当に大事なことは長時間かけないと出てこない、というのもわかります。ふとしたことで、なにかすごいアイデアがひらめく、という経験は、私にはありませんから。
トイレに座った瞬間に鋭いアイデアが閃く、という経験が無いわけではありませんが、それだって、長時間の思考の積み重ねの結果です。。
へとへとに疲れ果てるまで脳を使って書き出したものの中に、ひとつかふたつは使えそうなものがあればラッキーです。現実はそんなものです。
逆に、大量に書き続ければ、いつかは当たりを引く、ともいえますね。だから、貴重な時間を投資する価値があるのかもしれません。
近日中に、3時間の一人合宿をやってみましょうか。