アフターコロナへの過渡期に思うこと
はじまり
大阪杯の日曜日、大阪ドームにいました。
本当は、最強馬エフフォーリアの走りを1度は現地で観たい、ということで阪神競馬場に行くつもりでした。
でも、入場券の抽選が外れてしまいました。残念。
久しぶりの競馬場、コロナ禍でしばらく会っていなかった高校時代の友人2人を誘って、3人で行く予定でした。
野球好きが1人と酒好きが1人、そして競馬好きの自分で3人です。
それぞれ、1番好きなものは違えど、なんとなく趣味の重なる、そんな付き合いの長い3人です。
ちなみに野球好きは、巨人→ソフトバンクという、なぜか自分のライバル球団を渡り歩いています。(自分は阪神→日ハムファン、酒好はずっと阪神ファン。)
大阪杯の抽選が外れて、どうしようかという話になった時、そんな野球好きから、大阪ドームにビッグボスを見に行こうという提案がありました。
そして、大阪杯の日曜日の行先が、大阪ドームに決まりました。
日ハムに思うこと
大阪ドームのオリックス vs 日ハム戦、日ハムは負けてしまいましたが、良い試合でした。
観ていた感想としては、本当に紙一重の勝負で、日ハムのほうに少し綻びが目立ち、負けた、そんな印象でした。
その後、この試合のネット記事を見ていると、いろんなことが書かれていました。
でも、なんだか自分の感じた印象とは違う、そんな感じでした。
例えばこの記事、決勝打を打たれたシーンについての記事ですが、この記事ではビッグボスの采配への批判が書かれています。
でも、自分の印象としては、結果が伴わなかっただけで、面白い采配だと思いました。
決勝打を打った吉田選手ですが、この日は調子が悪そうで、2打席連続でランナーがいればゲッツーになりそうなゴロを打っていました。
その2打席の結果とピッチャーである宮西さんの実力を考えれば、ここでのゲッツー狙いの勝負は、悪くないギャンブルのように自分は感じていました。
また、この記事、コミュニケーション不足というタイトルがついています。
確かに、ビッグボス采配の意図は傍目には不思議で良くわかりません。
この試合も、なぜ今日の打順なのか、ずっと不思議で、野球好きとも試合を見ながら、あーだ、こーだ話をしていました。
今までのセオリーを大きく崩した野球をしようとしているので、なかなかチームとして考えが浸透していないというのは、記事の通り、確かにあるようには思います。
でも、選手たちの生き生きとしたプレーや積極的な走塁を見ると、コミュニケーション不足というのはちょっと違うように思います。
少なくとも、阪神ファンの酒好きが羨むくらいには、どの選手も気持ちのこもった、いいプレーを魅せてくれていました。
なぜこの記事のタイトルがコミュニケーション不足になったのかわかりませんが、コミュニケーション不足ではなく、本文にもあるように、まだチームとしての考えが浸透しきっていない、というのが試合を観た自分の印象です。
チームとしては綻びも多く、まだまだという印象ですが、ハマってくれば、面白い戦いを魅せてくれるだろうな、という、自分としては、そんな今後も楽しみな印象を持った日ハムの戦いでした。
エフフォーリアに思うこと
野球を観ながら、酒を飲みながら、高校生の頃と変わらないくだらない話をしていると、気づけば大阪杯の時間になっていました。
レースがちょうど終わった頃、「ポタジェ」とひと言、競馬好きの友人からメッセージが届きました。
そのときは、あ〜エフフォーリア負けたのか、万全では無さそうな感じだったし、ちょっと届かなかったのかな、くらいに思っていました。
なので、レース結果で9着というのを見たときには驚きました。
ネットでも、エフフォーリアの敗因について様々な憶測が飛び交っているのをみました。
でも、野球のネット記事と同様、どれもいまいちしっくり来ないな、という印象でした。
たぶん、エフフォーリアの敗因については、この言葉が全てなのかなと思います。
コントレイルとグランアレグリアを負かした、天皇賞(秋)のエフフォーリアのパフォーマンスは、斤量の恩恵はあったにしても、間違いなく自分の中での最強馬です。
エフフォーリアも、ドバイで同じように見せ場なく負けてしまったシュネルマイスターも、きっと眠れる力を呼び覚まし、再び立ち上がってくれると信じています。
アフターコロナへの過渡期に思うこと
色々な情報が溢れる、情報化社会。
コロナ関連でもよく見る、ネット上で飛び交う、あーだ、こーだの批判やネガティブな憶測。
見ていると、なんだかモヤモヤしてきます。
なぜモヤモヤするんだろうと考えると、書かれた文字情報しか入ってこないからのような気がしました。
長い付き合いの3人、野球を観ながら、酒を飲みながら、野球の話やら、競馬の話やら、身の上話やら、批判やネガティブな憶測も交えつつ、ワイワイ話をしていました。
でも、そこで交わした話で、モヤモヤするようなことは全くありません。
それは、お互い良く見知った仲だからこそだと感じます。
良く知った仲で出てくる、批判やネガティブな憶測は、あーこいつはこういう奴だからそう考えるよな~とか、発言した人の背景まで通して受け取ることが出来ます。
でも、ネット上で飛び交う情報は、そこにあるものが全てのように受け取ってしまいます。
そして、そこに書かれた批判やネガティブな憶測の強い言葉だけを見て、なんだかそれは違うような、、、といったモヤモヤした気持ちを抱いてしまう、そんな気がします。
あーだ、こーだ言い合うのは、気心の知れた人と酒でも飲みながらがやっぱりいいなと思った、そんな休日でした。
まだ、アフターコロナへの過渡期ですが、家族のご機嫌も伺いつつ、気心の知れた友人達との付き合いを、これからも大切にしていきたいなと思いました。