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大好きなラーメン屋の話

先日、昼間に友人と会う約束があって大阪へ出向いたその帰り。

この日は夕食をどうするのかはっきりしなかったので、家には夕食不要で伝えていた。

しかし、結局昼間に会った友人とは夕方くらいに別れることになったので、ひとり外で夕食を食べて帰ることに。

自分は外で一人飲みするのがあまり好きではないので、こんな日の夕食は、だいたい丼ものかラーメンになってくる。


ということで行ったのがここ、煮干しラーメン玉五郎。


玉五郎とは、高校生の頃に黒門市場で初めて食べて以来、20年近くの付き合いだ。

就職して兵庫に来てからも、当時の職場だった神戸元町に自分の後を追うように開店してくれて、仕事の帰りによく食べに行った。


この大阪駅前ビルの玉五郎も、昔と場所は変われど、この日のように一人何かの用事ついでに来たり、誰かと昼食や飲みの〆で来たり、そしてラーメン好きな娘と一緒に家族で来たりと、幾度となく訪れている。

梅田の街は繁華街だけあってラーメン激戦区だが、そんな場所にあって、自分がこれだけ足しげく通うラーメン屋は玉五郎だけだ。


美味しいのはもちろんだが、いつ行ってもそれほど混雑していないのが良い。

自分の味覚に合っているというのはあるのだろうが、どうしてこんなに美味しいのに行列が出来ないのか、いつも不思議だったりする。


20年近く通っていて、メニューが変わらないというのもまた素敵なポイントだ。

変な浮気をしたようなメニューが増えることもなく、ラーメンつけ麵なら「煮干し」か「辛煮干し」(+時々ある「季節の品」)、丼ものなら「卵かけご飯」か「チャーシュー丼」、サイドは「水餃子」一択という変わらぬシンプルなメニュー構成も大好きだ。

ちなみに自分は、辛煮干し&チャーシュー丼がヘビロテオーダーだったりする。

そんなシンプルなメニュー構成だが、充実した調味料の数々で味の広がりは無限大というのもポイントが高い。

こういう調味料の充実した店が自分は大好きだ。

爪楊枝の後ろに隠れている煮干しふりかけが絶品、お持ち帰りで売って欲しい。

麺を食べた後、最後に残ったスープにお酢をたらして、煮干しふりかけをたっぷりかけたチャーシュー丼と一緒に食べれば、もう完璧だ。


ということで、この日も美味しく玉五郎をいただいた。

こういう、自分好みのオンリーワンなお店には、いつまでもそのままであって欲しいもんだ。


この日も、夕食時には少し早めの時間だったとはいえ、お客の入りはまばらだったな、、、

みなさま、大阪へお越しの際はぜひ一度ご賞味下さい。

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