見出し画像

しじまの向こう

部屋の中のモノが少なくなってくると、「今までとは違うな」と感じることがあります。見た目もそうなのですが、もうひとつ、変容を感じるポイントがありませんか?

そう、です。

モノが減ることで、視覚から強制的に入ってくる情報はかなり多いので、モノが唯あるだけで、目が疲れてしまうように思います。

モノが減ると同時に、実は音、具体的には生活音が減るんです。

モノを減らした人、そうは思いませんか?

音を発生させる原理は、超簡単にいうと、モノとモノとのぶつかり合いで発生しますよね。モノが少ないということは、モノとモノとのぶつかり合う頻度が少なくなる、つまり、音が出る機会が減るということです。

もうひとつ、モノそのものから音がするモノをなくせば、音はなくなります。

代表例が、家電製品

わかりやすい例で言うと、冷蔵庫。冷蔵庫は食品を冷やすために常時電源が入っている状態です。

電源が入っていると言うことは何かを動かしている。具体的にはモーターが回っているので、冷蔵庫の近くで耳を澄ますと、何か回っている音がしますよね。

このように、ただそれがあるだけで、音を発するモノ。

こう言うモノをできるだけ減らしていくと、部屋のしじま〜静寂感がさらに増していきます。

静寂な部屋に慣れてくると、今までモノが多かった部屋では気にならなかった、駆動音が聞こえてくるようになります。

これ以上、音は気にならない、気にしないでもいいんですが、そこをもう少し踏み込んでいくと、さらに静寂が訪れます。

あとはもう、好みの問題ですけどね。

何もない、何も聞こえない部屋で、何ものにも縛られず、自由に過ごす。

これって結構贅沢なんじゃないでしょうか?

でも、モノを減らすだけで、この贅沢空間を手に入れることができるんです。贅沢な空間の中で、贅沢に過ごす。(別にお金をたくさん使うと言う意味ではありません)

音がある、ない、だけでも空間は変わります。

まぁ、モノを上手に減らして生活音も減らすのが難しければ、外界と音を遮断するモノを活用するという手段はありますけどね。

https://amzn.to/2Nj1F2F

モノが増えちゃいますけどw

モノが減った空間で、音がなくなった空間で、何をしたいのか?しじまの向こうに待っているモノは?期待しているものは?

モノを減らしたその先に、その部屋と、その部屋の中にいる自分。明確にイメージできると、モノを減らす活動、もっと加速させることできそうですよね。

それでは、また。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が参加している募集

よろしければサポートをお願いします。次の記事の執筆の励みになります!