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洗濯機を手放して、手洗い洗濯にトライしたけど挫折した話

モノを減らすことで、幸せに!がモットーですが、ある意味、減らすことでそういう傾向があるとは思っています。まぁ、メリットはたくさんあるんですけど、本当にそれだけでしょうか?っていう疑問はあると思うし、あっていいと思います。


いやむしろ、鵜呑みにして、いいところばかりを見ているだけではダメなんですね。いいところ、よくないところを見比べて、それでも「あぁ、これをやることに、わたしは共感を感じる!」と思えば、そっちの道に進めばいい。


いいところばかり見てると、足元を掬われます。


さて、わたしもこれまで、かなりのモノを手放したり、やめたりしてきましたけど、その中でも「これは失敗だったかな?」っていうことも、幾つかあります。


時々、こういうことってあるんですよね。


具体的に何に失敗したか?っていうと、それは「手洗い洗濯だけで過ごす」ということです。


引っ越しを機会に、洗濯機を処分しました。必要最低限にちょっとこだわり過ぎてた頃なんですが、「洗濯機がなくても人は生きられるのか?」ということに興味を持ち始めて、トライすることにしたんです。


今思うと、これは大失敗でした。でも、その時の経験は生きています。

手洗い洗濯の最大の難関は脱水!

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手洗い洗濯で、一番大変だったのは、脱水です。これがですね、一番ハードでした(汗)服を洗うのは、まぁ、それほど難しくはありません。石鹸や洗剤をつけて、手でもみ洗い(実はこれも、結構な重労働だったんですけどねw)し、すすぐ。


お風呂上がりに、身体を洗うのと同じタイミングで、着ている服を洗ってしまえば、それほど手間もかかりません。まぁ、きちんと汚れが落ちていたのかどうか?というのは、正直わかりませんけど、少なくとも「変な匂いがする」「汚れが残っている」というのはなかったと思います。


問題は洗って、すすいだ後の対応。


もちろん、脱水する必要があるんですが、最初は手絞りで全部やっていたんですが、これがめちゃくちゃ重労働!3日くらい手絞りでやったんですが、思ったように絞りきれない・・・。タオル程度の大きさなら、問題ないんですが、Tシャツくらいに大きくなると大変です。


パンツなんて生地が厚いもんだから、キツすぎる。


こりゃ「手洗い洗濯生活なんて無理だな!」って思わせてくれる、高い参入障壁でした。せめて、手で絞るのをやめないと、手が筋肉痛になるし、仕事にも支障が出そうなので、「手絞り脱水」はやめました。


代わりに導入したのが、上の写真にもあるような、「野菜水切り器」です。これを使って、洗濯した衣服を脱水することにしたんです。


手絞り脱水より、格段に水が絞れる!

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野菜水切り器。それほど高いモノでもなく、スーパーなどで普通に売っているアイテムなので、入手はしやすいですね。本来は野菜の水切り、水洗いに使うそうですが、別に野菜だけに使わなくったって、いいでしょう!ということで、洗濯後の脱水にしばらく使ってました。


これ、結構使えます。


使い方は、中のカゴの部分に洗濯した衣服を投入し、蓋を閉めて、蓋の取っ手をぐるぐる回せば、遠心力で水分が、外側へ抜けていきます。時間にしてどれくらいでしょうか?2〜3分回せば、大体水分は抜けてくるように思います。


明らかに手で絞るよりも野菜水切り器で脱水したほうが、水分を絞れることが確認できました。


これを導入した当初は「これ、すげー!」って感動したモノです。手絞りだと、いくら硬く絞っても、シャツから滴り落ちる水滴が発生していたんですが、水切り器でやると、滴り落ちてこない!


これなら、部屋干しも問題ないですよね。

水切り器で脱水し続けるのも、苦痛!

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手絞り脱水よりはいい!ということで、水切り器脱水を導入してしばらく使っていたんですが、最終的にはこれも、やめました。


なぜって?結構苦痛だったんです。


どれくらい使いましたかね?多分1ヶ月くらいは、水切り器脱水を続けていたと記憶していますが、定かではないです。


理由を以下にまとめますと、こんな感じです。

・やっぱり、満足に脱水はできない
・全ての衣服を脱水するのに時間がかかり過ぎる

・ハンドル回すのが、面倒臭い

そうなんですよね。手絞り脱水よりは、明らかに脱水力はあるんですが、洗濯機の脱水機能と比べたら、性能差は歴然です。手で回している分、どうしてもスピードに限界があります。


脱水に時間がかかり過ぎるのも問題です。水切り器自体の容量が写真のように、あまり多くの枚数を入れられません。下着、靴下なら数枚、シャツなら1〜2枚くらいが限度です。入れ過ぎると、重過ぎてハンドルが回りません(汗)


少しずつ、脱水をかけるモノだから、多いときには1時間ぐらい、ハンドルを回し続けなくちゃならない時もありました。


そうなってくると、なんの面白みもない行動なんで、ただ水切り器のハンドルを長時間回しているのって、飽きてくるんですよね。だからと言って、生活に必要ない服の脱水をしないといけないので、止めるわけにいかず・・・。苦痛でした。


そもそも、手洗いでも結構、披露しているところに、脱水するためにまたギアを入れ直して、トライするんですけども、気持ちが続かないんですよね。


ということで、最終的に手洗い洗濯⇨水切り器脱水も「無理だ!」と判断して、やめることにしました。洗濯機はそのまま買わずにコインランドリー洗濯へと、当時はシフトしました。

まとめ

モノを減らすことはいいことだ、それは確かにいい側面はあります。ただ、度が過ぎると、わたしのように、後悔することになることもあります。まぁ、当時は手洗い洗濯の大変さをあまりよくわかっていなかったので「なんとかなるだろ」くらいな気持ちでいましたけど、「なんとか」はなりませんでした。


モノを減らして失敗!というのも一つの経験です。


わたしの中で「どこまでだったら大丈夫で、これ以上はNG」という、明確な線引きができたというのは、大きな経験になりました。こうやって、ひとつひとつ、手探りで、自分で線引きをしていくしかないんですね。


モノを減らしたことでの失敗、ということも、今後発信していきたいと思っていますので、あまり期待せずお待ちくださいね。


それでは、また。



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