地道に地道に、肩こり解消体操を生活に取り入れている
最近、肩こり解消体操を地道に続けている。
今年の1月末に東京に引っ越してきて、仕事はパソコンがほとんど。ずーっと同じ姿勢で座って、パソコンをかたかたと鳴らす。
「疲れたなあ」と思ったときには、体がぱきっと固まっている。肩をぐわんと回すと、ぱきっとした音がほんとうに鳴る。動かない骨太な幹に生えている、生命力の弱い小枝が折れるような音。
椅子から立って、腰を左右に回すとぼきぼきぼき、と再び骨の音が鳴る。大きな音で鳴る。こちこちに固めてしまってごめんよ、と私は骨に謝った。
そしてまた、椅子に座ってパソコンの音を響かせる。これの繰り返し。
そんな調子で過ごしていたからか、3月中頃、首から肩にかけてがまったく動かなくなってしまった。健康テレビ番組の中のストレッチ企画で出てくる主婦が「首が全然回らなくて……」が初めてわかった瞬間だった。
恐ろしいことに、ほんとに回らない。何者かに後ろを向くのを制御されているかのようで、もし強行的に後ろを向うものなら、きっと金輪際前を向くことができないような恐怖感がある。
さらに、左手で右肩を揉んでしまうというのが無意識に起こるぐらいに痛い。ぴきぴきと、今にも何かが切れてしまいそうな感覚。実際には揉む、というより、ちぎる、の表現のほうが近いかもしれない。
この状況を、整体やマッサージ屋さんに頼るのではなく(金銭的余裕から)、自力でどうにかしようと、最近生活の中に肩こり解消体操を取り入れている。
例えば、耳をぐるぐる回す。肩の筋肉と耳の筋肉は繋がっているらしく、肩周りをほぐすために、まず耳周りをほぐしたほうがいい、らしい。
次は、両手を肩に当てた状態で肩をぐるぐる回す体操。両手を伸ばした状態で回すよりも、肩周りに刺激がいく、らしい。
さらには、左手で右肩の筋肉をつまんだ状態で、つまんだのとは逆の方向に首を倒す。肩の筋繊維が伸びている、気がする。
と、こんな調子でいろんな肩こり解消体操を試してみている。しかし今のところ、まだわかりやすい効果は出ていない……。
それもそのはず。これらの効果をちゃんと感じるためには、1日3〜5セットが推奨されている。私はたった1セット。
効果が出るまで3〜5倍の時間がかかる。地道に地道に続けて行こうと思う。