楽しく書き続けられることーそれが私の武器なのかもしれない
「たなべさんは、毎日note書くのどうですか?」
「そうですね、辛いとはあんまり感じないかもしれないです。むしろ、前に書いたnoteとか見て『思ったよりいいこと書くじゃんじぶん〜』って思ったりしてます」
「わかる気がします。たなべさんのnoteからはそれが伝わってきますね」
そう言ってくれたのは、バトンズの学校の講師であり、ライターの大先輩でもある古賀さんだった。
先週完走したバトンズの学校。そのときのことを、もう一回話させてほしい。
バトンズの学校では、古賀さんが足掛け3年をかけて作った『取材・執筆・推敲』を教科書に「取材とはなんなのか」「執筆とはなんなのか」「推敲とはなんなのか」、そして「どうやったらもっと面白いコンテンツを作れるのか」を学んできた。
先週行われた最終講義。古賀さんが話したのは書くよりももっと前、「楽しく書くためには」という内容だった。
1月末から毎日noteを始めて早4か月。受講生たちの中でも、毎日noteを続けている人もいるし、このnoteの中でもたくさんの人が毎日noteを書いている。
だけど、「書く」ことがしんどくなっている人はいないだろうか。毎日毎日、何かを「書く」。「書けない」と思いながら、それでもなんとか絞り出してネタを探す。だんだんと、毎日noteが「今日もnoteかあ」に変わっていく。
そんな人に向けて、「どうしたら楽しく書き続けられるのか」という古賀さん流の教えを話してくれた。
ちなみに私は、この講義でしたワークショップが目から鱗で、書くこと、読むことに対する視野がブワワ〜って広がった。ありがとうございます、古賀さん!
その後の懇親会で、古賀さんに冒頭「たなべさんは、毎日note書くのどうですか?」と聞かれた。
前にも書いたかもしれないけど、私は毎日noteを書くのは大変じゃない。いや、もちろん大変なときもあるよ。友達とご飯行った日、夜遅く帰ってきて書くのは大変だったし。仕事終わりが日付変更線を越えそうなったときも同じく大変だった。早く寝たい、っていつも思ってるし、「noteさえなかったら~!」って思うこともある。
だけど、いざ書き始めると「た、たっのし~!」ってなるし、「今日もnoteを0から生み出せた!」って自己肯定感もぐぐんと伸びる。
それに、私はnoteナルシストなのだ。
古賀さんに言ったように、私はときどき、これまで自分が書いた過去のnoteを見返しては、「……私、なかなかいいこと書いてるな?」なんてニヨニヨしたりする。「わ~! わっかる~! ナイスじぶん!」ってウフウフしたりする。
でもまさか。その気持ちがnoteにのっかっているとは思わなかった。
古賀さんに「たなべさんのnoteからはそれが伝わってきます」と言われたとき、ちょっぴり恥ずかしかったけど、嬉しかった。
もしかしたら私のいちばんの武器はそれかもしれない、と最近思っている。つまり「書くことが楽しい」と長く思っていられること。
真っ白の画面を見ると、「うわー--! なんにもでてこない!」と思うけれど、初動さえ越えてしまえば(できたものはどうであれ)「楽しい」と思える。
書いていて楽しい、と思うし、書き終わって楽しかったと思う。また次、楽しく書きたいとも思える。「書くのがしんどい」と、私はうまく距離がとれている。
だけど、最初からそうだったわけじゃない。
緩やかに、徐々に、「楽しいかも?」から始まった気持ちが、「たっのし~!」に変わっていった。自分が書いたnoteが積み重なっていく。毎日毎日、たった1記事だけど、その積み重ねが私に「楽しい」をくれる。
私にとってnoteは「楽しい」をくれる娯楽に近いものになりつつあるのかもしれない。