ふと、パソコンのデータ整理をしていたら、高校2年頃に書いた短編小説がでてきた。3年前の自分が書こうとしていたことと、最近よく思うことが一致していたから、多少修正してみた。当時はだれにも読ませず、自分のなかで完結させたが、最近更新していなかったので載せてみようと思う。 言いたいことはたぶん読み取りやすい気がするので是非コメントもらえると励みになります!! ふしぎな並走者 作:WTNB YSK 「実存は本質に先立つ」 サルト
カタールワールドカップからもう2年。五輪がやってきた。 五輪の特徴は、U23の選手+OA(オーバーエイジ)のわずか18人で、厳しいスケジュールで戦っていくという消耗戦であることだ。 U23なのは、ワールドカップとの兼ね合いという説が強く、国際的に存在感が小さい大会だと批判されることはあるが、前回の東京五輪に出場したU23世代が2年後のカタールワールドカップの主力になっていったことから分かるように、次のワールドカップに向けたタレントが世界各国からデビューしていくという意味で、
高校生という多感な時期に考えたことは尊い。 高校時代のお世話になった尊敬する先生の座右の銘が「If Winter comes, can Spring be far behind ?」であった。学校の会報誌かなんかで、先生ごとに一言ずつテーマについて答える形式の記事にさらっとこの言葉が書いてあった。 最初はWinterとSpringが大文字になっているし、なんだかつかみどころがない詩だと思った。この意味についてちゃんと考えたのは、受験が終わって高校時代を振り返った時期だ
あまりにも苦しくて、自分を責める矢印が飛んでこない世界の中で、救いを求めて手当たり次第に貪っては、落胆して、生きる資格が及ぶ範囲がより狭くなった明日が近づくのを嫌う。 ものすごく外向きな爆発力が、だけど、あともう少しのところで出せなくて、それを人は、少なくとも自分は、やさしさって呼んでいたような気がするんだけど、それは外から見たら0で、結局のところ0で、自分にとっては足し算として蓄積されるんじゃなくて染み込んでいくもので、重くなっちゃうものなんだけど、それを繰り返していくこ
「役に立つ」僕の、「役に立たない」僕に対する、葬送曲。 「人間関係」の話 昔から、やさしい人が好きだった。 たくさんの素敵な人たちに出会ってきた。 僕は、中学生のときに多くのやさしさをもらった。 風邪で休んだ時の多くの人からの心配の言葉。 「君がいないとうちの班は静かだよ」。 ディズニーからのお土産。 年明けLINEとおすすめの曲の中に込められたメッセージ。 「大丈夫!私が友達になるからさ」。 「たしかに君は話すってよりかは聞き上手だな」。 「お前の手紙を
「いいね」の通知がきた。 そのとき、「ともだち」から自分の投稿が認めてもらえて、場合によっては羨まれているような気がする。それが何人分も重なって、投稿した僕は自分の居場所の存在を再確認する。 この感覚はおそらく共感してもらえるのではないだろうか。 以前から親しい友達には、なかなか会えない人が多い。 離れていても、心理的に距離は近いことだってよくあるし、仲がいいからこそ頻繁に会う必要はないように思う。 けれども、そういった友人からストーリーズにいいねが来ると、直接会話していな
時折、自分が海に流した便箋を、どこか遠くにいる人が拾ってくれて、読んだのちに静かな共感の涙を自分のために流してほしい、と思う。 「気づいたら3時ってこと、よくあるよね。」 「あるある」 「お風呂に入る/出るのが面倒臭いってこと、よくあるよね。」 「あるある」 「寝るのが面倒臭いってこと、あるよね。」 「ないない」「寝ればいいじゃん」 (本当に寝るのって面倒臭いのかな。いや、もしかしたら「寝るのが怖い」が正しいのかもしれない。なぜって、寝たら間違いなく明日がやってくるから。
自分(渡辺)も自己紹介をしていなかったから簡単にしておこう。 と思ったけど、言葉にするって相当難しいことに直面。 自己紹介の目的は自分をなんとなく知ってもらうことだと思うので 手短にしてみる。(おそらく友人の一部が読んでくれてるので簡単に) (「今後の記事を以て自己紹介にします」も考えたが、それは傲慢な気もするのでシンプルにやってみる) 出身地、年齢 「山梨県生まれ、東京都育ち、19、男、左利き」 目標 「笑って、笑わせることの最大化」 好きな漫画 「SKET DANCE
2022年9月25日の夕方。 自転車で横田基地に向かっている、その道中だった。 「私の高校同期の妹が行方不明になっています。捜索に参加できる人は連絡が欲しいです。」 グループラインに投稿されたその要請を見たとき一瞬にして心が重くなった。自転車を呑気に漕いでいる場合じゃない。交差点の前で止まり、頭の中の予定表を確認し、参加できる日を急いで伝えた。すでに決まっている予定を除いて、それよりも重要なことが僕の日常生活にあるとは思えなかった。 翌日、千葉県某市で10時から捜索が始
まえがき この度、高校時代の同級生山下と不定期更新で エッセイを連載していくことになりました。 自己満足といわれればその通りかもしれませんが お時間あるときに読んでいただいて コメントや批判をしてくださると励みになります。 テーマは自由で、今回は哲学的なテーマですが もっとポップなエピソードやテーマも 連載するかもしれません。 もし、いいテーマがあれば併せてコメントください。 「小鵠の志」という名前と背景については 名付け主の山下にそのうち書いてもらえることを 一読者として