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利尻山でバックカントリー②

前回、悪天候の影響で利尻島にたどりつかず、稚内に宿泊したことをお伝えした。詳細を割愛していたが今回はスノーボーダーなら誰もが知っているであろう旭川のスノーボードショップSprayのツアーに参加するために利尻島に向かっていた。新千歳に到着したときから荒井さんと定期的に連絡をとり、2日目に朝一番のフェリーに乗船すれば当日のツアーに間に合うとご連絡を頂き、一路利尻島の鴛泊港に向かうのだった。


1. スケジュール

1日目:東京ー稚内ー利尻島へ移動
2日目:バックカントリーツアー1、利尻島泊
3日目:バックカントリーツアー2、利尻島ー稚内へ移動、稚内泊
4日目:ゲレンディング@稚内こまどりスキー場、稚内ー東京へ移動

2. 2日目 稚内ー利尻島 ハートランドフェリー

前日はホテルにチェックインしたのが深夜1時前、就寝したのは1時を過ぎていたと思うが、7時前のフェリーに乗船する前にドーミーインに宿泊したからには絶対にサウナに入りたいという強い意志で5時に起きなんとか2セット回してからフェリーターミナルへ向かった。

稚内ー利尻島鴛泊港

昨日、着陸できなかった航空機しかり、フェリーもあまりにも時化が強いと欠航になってしまう不安を抱えていたがどうやら大丈夫のようだった。
厳冬期の利尻島に向かうのは自分のような物好きが多いようで乗船客の半分以上はスキー・スノーボーダーのようだった。早速出航すると港の堤防を出る前からかなり揺れが感じられて、堤防の外に出るとより一層揺れが激しくなった。
利尻島鴛泊港でバックカントリーツアー本体と合流したらすぐに山に向かうことになっていたので座敷スペースで装備を整えていただがあまりの揺れに限界が来たのと、十分に睡眠が取れていなかったことがあいまって眠りに落ちた。次に目が覚めたときは着岸の15分前くらいで他の乗船客は皆準備が完了しているようだった。急いでウェアーを着て、ゴーグルまで装着!下山したらすぐハイクアップできる準備をして下船した。

波の高さ2.5!?どれくらいやばいのかわかりません^^;
甲板は雪と氷で覆われている
レンジとお湯がある!
出航後にすぐに酔ったので大の字になって寝た座敷スペース

3. 利尻山バックカントリーツアー

利尻山は利尻富士と言われるくらいに富士山によく似た単独峰の形状をしている。利尻島は島が山みたいなものだ。少しずれているかもしれないが富士山で言うところの御殿場や裾野、三島に人が住んでいることをイメージしてすればわかりやすいと思う。それでは富士山よりも2000m近くも標高が低い利尻山が楽勝かというと全くそんなことはない。富士山は五号目まで車で上がっていくことができるが利尻山はそうはいかない。すそのの本の先までしか冬季に除雪された道路がなかったりするわけだ。それでは雪深い平地をどうやって距離を稼ぐのかというとスノーモービルだ。スノーモービルに牽引してもらいハイクを開始するポイントまでいくのだ。トーイングと言われるが、スノーボーダーにとってこれが本当にキツい。慣れれば楽勝かもしれないが、私は何度も手を離してしまおうかと思ってしまったくらいだった。

ポイントに到着していざ準備
スノーモービル一台につき二人ずつ
トーイングでドロップポイントについたら即準備
天候は良くないが最悪でもない
振り返ると海が見える!
利尻島初めての一本
冷え切った身体は利尻富士温泉のサウナで温める

4.2日目のまとめ

稚内で早朝に目を覚ましてから、サ活、フェリー、バックカントリーと非常に内容が濃かったが、スノーモービルによるトーイングは想像通り辛かったが天候が荒れずにナイスパウダーを楽しめたのは前日稚内に辿り着くことに困難に直面した人間からすると感謝としかいいようがない。


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