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CFOの戦略:事業計画だけではなく未来から戦略を逆算し確実なトラックを形成させる

事業計画だけでは未来に進むには不十分

資金調達時にはエクイティストーリーと
事業計画で投資家にPitchをしていくのに、
資金調達が完了し、
事業にフォーカスするタイミングになると
KPIやPLだけを見る機会が増えることになります。

一見正しいように見えて、
企業や事業の成長を考えると片手落ち感は否めません。
PLを達成させることが目的ではないからです。

本来、どうしたらエクイティストーリーにある未来を
実現させることに起業しているわけですから、
どういう道のりを辿れば、
設定している未来を実現できるかを
念頭に経営していかなくてはいけません。

経営も目的設定の仕方が大事

手段と目的の話がありますが、
経営で事業計画を目的においてしまうと、
事業計画をひたむきに進めることになります。

もちろん当初作成したとおりの事業計画で
進むのであれば苦労はいりません。

しかし、
当初の通りにうまくいくことは少数派です。

事業計画はあくまで目的を達成するための
通過点としての数値であることを認識し、
常にどうしたら、
PLの数字を達成するかに
フォーカスしていく必要があります。


KPI数値にフォーカスすると、
KPIを達成することが目的になっていて、
PLの数値が2番目以降になってしまいます。

あくまで一番はPL数値です。

なぜKPIが一番ではないのか

最大の理由は、
大胆な一手が打てなくなるからです。

事業計画通りに進めることを念頭にするあまり、
KPIを達成するための施策ばかりに
焦点を合わせてしまうことが増えるからです。

経営的な観点で、
・新規事業をつくる
・M&Aを実行する
などといったPLに大きなインパクトを与える
経営レベルの施策が後回しになってしまう可能性が
高くなるからです。


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