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ジョニー
2021年6月21日 21:05
9月1日 「抗がん剤治療」の2クール目に突入した。1クール目の抗がん剤が効いていたのか、3〜4倍のスピードで成長していた腫瘍の成長をどうにか食い止めることができていたように思う。腫瘍自体の大きさは現状維持か、ほんの気持ちだけ小さくなっていたようにも見えた。2クール目の抗がん剤は1クール目よりも内容がより強力になったため、副作用が強く、身の置き所がないようなしんどさが続いた。あまりに
2021年6月18日 23:12
8月13日 通院の日だった。しかし何日か前から妻のお腹は妊婦さんのようにみるみる大きくなってしまい、下半身はパンパンに浮腫んで、1分と同じ体勢をキープできないほど身の置き所がないしんどさに襲われていた。結局自宅には戻れず、その日は急遽緊急入院となってしまった。お腹の張りは腹水が溜まっているとのことで、針を通して水を抜くことを試した。しかし結果的にうまくいかず、利尿剤を使って水分をと
2021年6月16日 19:56
ついに妻が倒れてしまった。肝臓に転移した4.5cmの腫瘍が、最愛の妻の生命を直ちに脅かしていた。すぐにでも抗がん剤治療をしなければいけない状態だったのだが、横行結腸にある10cmの腫瘍が腸壁をほとんど塞いでしまい、食事ができないので栄養も摂れず、妻の体力は日に日に衰えていった。この時点でボク達夫婦には、選択肢がほとんど残されていなかった。とにかく食事を摂って体力を回復するようにし
2021年6月13日 08:38
彼女の体調が日に日に悪くなっていった。タイミングが悪く、首にできた帯状疱疹の激痛によって、お腹の痛みはかき消されていた。しかし夜になると高熱が出たり、妊婦さんのようにお腹が張ったりして、あきらかに異常だった。それでも仕事を休まず、持ち前の根性でマッサージの仕事を続ける彼女が、ボクは心配でならなかった。やがて1人のマッサージのお客さんの施術に対し、施術後は2〜3時間ぶっ倒れた状態で
2021年6月12日 00:16
入籍、結婚式を経て、ボク達は「家族」になった。結婚したことによって、ボクが他の人に妻の事を話したり紹介したりするときに、「うちの嫁が」とか「うちの嫁はんが」という言葉を絶対に使わないでほしいと最初にお願いされた。なのでボクは「うちの妻が」とか「うちの奥さんが」という風な言い方をしていた。それは今も変わらず守っている。どうしても「嫁」という言葉に良い印象持てないというのが理由だった