東洋経済13_

結婚や学校や会社なんていう「状態」は幸せを運んできてはくれない。

結婚すれば幸せ、生涯未婚は不幸…。

本来「幸せ」の絶対的尺度なんて存在しないはずなのに、なぜか我々はそうした「状態に幸せが埋まっている」と判断しがちです。そうした状態依存からの脱却こそが、必要だと思います。

そんな「幸せ」をテーマに、東洋経済オンライン連載記事書きました。

タイトルは

40代独身者が「幸せになれない」根本原因

結婚が「幸せ」を運んでくるわけではないのに


もちろん、文字数の制限があるので、この記事だけですべてを語りつくせていませんが、独身の方も、結婚されている方も、それぞれ何かの気付きのポイントがあれば幸いです。ぜひご覧ください。


ちなみに、未婚者と既婚者で年代別に幸福度を調査した結果が以下です。

男女とも、40代未婚者の幸せ度が一番低いんですね。

だからといって、「未婚だから不幸だ」なんてことを書いているわけじゃありません。

厳しいことを言うと、結婚じゃなくても、「いい学校に入ること」「いい会社に入ること」で自動的に幸せになれると思いこんでいる人は、たとえその状態を手に入れたとしても多分幸せになれないでしょうね。状態が幸せをもたらしてくれるわけじゃありませんから。

こうした「思い込みによる幻想」を「フォーカシング・イリュージョン」と言います。これは、ノーベル経済学賞の受賞者であり、行動経済学の祖と言われる米国の心理学・行動経済学者ダニエル・カーネマンが提唱した言葉で、ある特定の状態に自分が幸福になれるかどうかの分岐点があると信じ込んでしまう人間の偏向性を指します。

既にたくさんの方に読まれています。ありがとうございます。


相変わらず酷いコメントも散見されますが、本文をちゃんと読んでいないのか、読解力がないのか、そもそも僕のアンチなのか、わかりませんが、今日の記事のテーマから言わせてもらうと、こういう記事にわざわざ否定的なコメントを付ける人たちって一定数存在するんですが、彼らこそ一番の不幸者だと思います。

だってそうでしょ。

仮に僕のことが嫌いならば、記事なんて読まなきゃいいんです。そうすれば不愉快な気持ちにはならないのに、なぜあえて記事を読んで、しかも全文読んだ上で、重箱の隅をつつくようなネガティブコメントを書くのか、本当に理解できない。

そうしたコメントを書く行為そのものが、ストレスにつながるでしょう?

彼らは「状態依存」とは違う軸で、「自分で自分を不幸に落とし込んでいる」ことに気付けていないようです。それについては、また連載で書きたいと思います。

「状態依存」についての弊害については、拙著「超ソロ社会」に詳しくありますので、ご興味あればそちらもぜひお読みくだい。

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荒川和久/独身研究家・コラムニスト
長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。