紅白出場歌手のYouTube再生回数を調べてみた問題
紅白歌番組。
近年視聴率が下がってきているとはいえ、視聴率30%以上はある年末風物詩番組です。
先日紅白出場歌手が発表されて、○○の落選が意外だったとかうんたらかんたらみたいな記事があったんですが、それを読んでて「そもそも今何の曲が流行ってるかわかんないお…」となってしまいました。
YouTubeとサブスクサービスが盛んなこのご時世、誰もが知っているヒット曲が生まれなくなっています。
一方、握手券目的のCD購入者が増えた結果、「聞かれないミリオンソング」が増えています。
私はYouTubeで結構音楽聞く派なのですが、紅白出場歌手のYouTube再生回数ってどんなもんなんだろ?と思いました。
故に、調べてみました。
紅白出場歌手のMV再生回数ランキング
調べ方としては、
・オフィシャルチャンネルに上がっている公式MV再生回数、ただし独自チャンネルがない場合は所属事務所のMV再生回数を使用
・アップロードが2020年のMVを採用、ライブ映像は除く
・複数ある場合は一番再生回数が多い楽曲を採用(紅白で歌われるかは不明)
にしました。
んでもって、表にしてみました。
(ざっと調べたんで、もしミスあったらごめんなさい
(2020/12/07:鈴木雅之さんの公式チャンネルがあったので修正しました)
紅白出場歌手意外と多かった…
(36位以下はYouTubeにMVありませんでした)
再生回数順番にして見えてくるのは、上位層の強さです。
1億回再生を突破している曲は、おそらく誰でもどこかで聞いたことある曲です。
1位:NiziU「Make you happy」1.8億回再生
2位:瑛人「香水」1.3億回再生
3位:Official髭男dism 「I LOVE...」1.1億回再生
NiziU強ぇ…という感じです。「香水」がバズったと話題になりました、それの1.5倍の再生数。
4位のLiSAの「炎」はいま公開中で興行収入歴代2位の映画「劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編」の主題歌なので、今後さらに伸びそうです。
5位以下には男女問わずアイドル系がランクイン。
「上位4つは今年の全世代に渡るヒット曲、5-11位は比較的最近デビューしたアイドル曲が続く」というのはなかなか面白い傾向です。
12位以下は有名歌手や活動歴が長めなアイドルなど、新曲は知らなくとも少なくとも名前は知っている歌手が並びます。
再生回数がやや少なかったのは意外でしたが、これはファン層がYouTube世代以外に多いことから再生回数が伸びなかったことや、有名歌手であることと今年の新曲の知名度が高いことは必ずもつながらないことがあるのでしょうか。
ちなみに、公式YouTubeチャンネルがある紅白出場歌手のうち最低再生回数なのは三山ひろしという演歌歌手なのですが、一番再生回数が多かったのは「ひとり誕生日パーティー」という、誕生日祝われているのをライブ配信したという、めっちゃYouTuberっぽい動画でした。しかも1時間15分というめちゃめちゃながい…
「MVの再生回数順番」ということでMVを探したんですが、演歌歌手の公式チャンネルなのに、誕生日動画以外は「けん玉ちゃれんじ!」みたいなやつしかありませんでした。もうこの人普通のYouTuberじゃん…
一周周ってこの人が歌っているところ紅白で見たくなりました。2つも動画のっけちゃったし。
紅白に出場しない歌手の再生回数上位動画
ここまで「紅白に出場する」歌手の動画を調べてきましたが、「紅白に出場しない」歌手の動画再生回数も表に加えてみました。(緑部分)
まぁまず、BTSがぶっちぎりすぎてやばいです。これが世界レベルということですな。
YOASOBIの「夜に駆ける」と米津玄師の「感電」も再生回数1億回を突破していますが、紅白には出場しません。米津さんは辞退したのかもしれませんが、YOASOBIは個人的には好きだから紅白で聞きたかったなー
(追記:YOASOBIはこの記事作成後に追加で出演が発表されました。たぶんNHKの偉い人がこのブログを読んだんでしょう)
Uruの「あなたがいることで」はドラマ「テセウスの船」の主題歌でした。ドラマも面白いのでまだ見ていない人は是非。
おわりに
とまぁこんな感じで「調べてみました」系記事を書いてみましたが、結構大変なことに気づきました。
この記事を読んだ皆さんが少しでも紅白歌合戦に興味を持っていただき、大みそかには紅白を見ていただけたら幸いです。
ちなみに私はガキ使を見ます。
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