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バランス接続で音はどのくらい変わる? Audeze オーデジー LCD-2をバランス接続で聴いてみました。

以前に紹介した、Audezeのヘッドホン LCD-2をバランス接続で聴いてみましたので、バランス接続とアンバランス接続でどのくらい音が変わるのか気になる方向けに、簡単に感想・レビューを書いてみます。

今回、バランス接続に使用したのは付属の4pin XLRのバランスケーブルです。純正ケーブルということで、アンバランスケーブルと同じですので純粋な比較ができます。

4pin XLRケーブル

まず、アンバランスケーブルで聴きました。入手してこれまでずっとアンバランスケーブルを使用していたため、私は聴きなれた音がします。平面駆動らしい繊細な音でありながらも、全体としてのまとまりがとても良く、長時間聴いていられるサウンドです。

次にバランスケーブルに接続を変更しました。一聴してわかるのが、各音のパワフルさがかなり増しています。アンバランスでは、まとまり重視であった音が、バランス接続にするとそれぞれの音が主張してくるようになります。主張はしてくるのですが、繊細さはそのままで、音の分離感は増しています。

数曲聴くにつれて、音の解像度がかなり上がっていることがわかりました。一方で、全体がマイルドであったことから聴きやすかった部分は少しエッジのある音になっており、長時間聴いていると少し聴き疲れするようになってしまいました。

アンプやDAC等との相性ももちろんありますが、長時間、ゆったり聴くのであればアンバランス、短時間、ノリよく聴きたいときや細かい音を聴き分けたいときにはバランス接続という使い分を私は推奨します。

それぞれ、メリットデメリットがある結果でした。適材適所のように、つかいわけて使用していきたいです。


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