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独特な装着感から生み出される唯一無二の音!AKGの開放型モニターヘッドホンK812を紹介・レビューします!
AKGの開放型モニターヘッドホンK812を入手しましたので、紹介・レビューしていきます。
AKGのヘッドホンといえば、K701がまず思い浮かびますよね。アニメ「けいおん!」の登場キャラクターである澪が劇中で装着していたことから澪ホンとも呼ばれ、一時はネットニュースになるほどの熱狂ぶりを見せていました。
K701は当時のハイエンドモデルであり、かなり評判も良かったため、その後にK812が発表されたときにはとても欲しかったのを覚えています。簡単には買える金額ではないということと、悩んだ末に別のヘッドホンを購入してしまうことが重なり、やっと手にすることができました。
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見た目としては全体が黒を基調としたものとなっています。かなり落ち着きつつも、現代的な見た目をしていますね。ハウジングの形状もすこし特殊です。
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このヘッドホンの一番変わった点がイヤーパッドです。円ではなく、丸みを帯びた三角形のような形状をしていて、少し硬めの材質で耳の周りをすっぽりと覆うようになっています。
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側面からみても、イヤーパッドが特徴的なのがわかりますね。ドライバーと耳の距離を適切な距離に保ってくれています。独特なサウンドはこの辺りから生まれています。
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ヘッドバンドはすこし厚みのあるメッシュ生地です。
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純正ケーブルは3.5mmプラグで、6.3mmへの変換も付属しています。
実際に装着してみると、独特な装着感です。他のヘッドホンは密着するのに対し、K812は密着感が少ないです。イヤーパッドのフチだけで接触しているような感覚で、慣れるまでは違和感があります。
ヘッドバンドも柔らかいため、装着感としては良好で、長時間のリスニングでも疲れることは少ないです。
音に関しても、かなり濃厚なサウンドです。特に中域に厚みがあり、ボーカルの聴きごたえはとてもあります。イヤーパッドのおかげで音場はかなり広く、これに慣れてしまうと他のヘッドホンを聴けないのではと思うほどの広がりがあります。
各音は硬めで、モニターヘッドホンというだけあり、音の聴き分けはしやすいです。全体の音のまとまりが良いおかげで、硬質さをあまり感じず、ゆったりと聴くこともできるヘッドホンです。
これ一本で様々な音楽に対応できるヘッドホンですので、一度聴いてみてください!