谷林 守

活動拠点がなかったので作りました。

谷林 守

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マガジン

  • サークル「第三象限」公式note

    • 5本

    創元SF短編賞作家の「織戸久貴(第9回大森望賞)」「谷林守(第10回日下三蔵賞)」「千葉集(第10回宮内悠介賞)」の3名による同人サークルの情報を発信していきます!

最近の記事

日記(夜行バス)

夜行バスに乗っている。 出張案件をぶちこむことで帰省の金を会社に出してもらうことに成功したが、その代わりに往復の移動手段が夜行バスになった。新規の取り組みなので必要経費を削らないと出張の承認が降りなかったのだ。なお夜行バスを言い出したのは自分なので、これは会社への愚痴ではない。 実のところ楽しんでいる。 大学時代はコミケ参加に毎回夜行バスを使っていたのもあって、夜行バスは慣れたものだ。去年の京フェスも夜行バス参加だった。 大学時代の先輩たちには「そろそろ年なのだから無理を

    • 日記(新校本宮澤賢治全集/ボローニャ国際絵本原画展/シェアサイクルでの古本屋巡り)

      新校本 宮澤賢治全集休日の午前に宅配便が届いた。玄関を開けると、いつも来てくれる配達員の方の息がいつもに増して上がっている。 自分の住む部屋は3階以上に位置しており、しかしながらマンションにエレベーターがない。つまりやたら重たい荷物を持って階段を登ってきたようで、こればかりは自分の責任でもないのだが、夏に重労働をさせて申しわけないと思った。 いざ受け取ってみると、ずしりと腰が嫌な感じで痛む(自分は腰痛持ちである)。梱包を開けてみたのがこちら。 『新校本 宮澤賢治全集』(1-

      • 日記(キーボード/〈20世紀SF〉シリーズ/コールミー・バイ・ノーネーム/あたらしいサハリンの静止点)

        仕事の現実逃避にしか文章が書けなくなっている。本当に……? テキストこそが現実なのでは? 仕事こそが幻想なのでは……? どうして俺は休業日に仕事を……?(自宅勤務で手元に社用パソコンにデータがたまってきたので移行させるために出社しただけ) キーボードについて外でのテキスト執筆は主にスマホを使っている。パソコンは持ち歩く気がしないのだ。音声入力を用いることもあれば、電車の中で膝にキーボード叩くこともある。そのため、「出先に持ち運び可能なBluetoothキーボード」は個人的に

        • 日記(『ゆきゆきて、神軍』、『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』、『楽園とは探偵の不在なり』)

          本業が燃えており、現実逃避です。サムネは『天気の子』巡礼の様子です。あと2日早かったら完璧だった(最後の1日は8月22日の設定だったはず)。 原一男『ゆきゆきて、神軍』(1987)創元SF短編賞ドキュメンタリー部というものがある。いや嘘ない。ないのだが、3回大森望賞の皆月蒼葉さん・9回大森望賞の織戸久貴さん・10回宮内悠介賞の千葉集さんとの4人で定期的に開く集まりがそう呼ばれている。ドキドキドキュメンタリー部とかでもいい気がする。 その辺の間で先週ごろ局所的に話題になったの

        • 日記(夜行バス)

        • 日記(新校本宮澤賢治全集/ボローニャ国際絵本原画展/シェアサイクルでの古本屋巡り)

        • 日記(キーボード/〈20世紀SF〉シリーズ/コールミー・バイ・ノーネーム/あたらしいサハリンの静止点)

        • 日記(『ゆきゆきて、神軍』、『ドキュメント ゆきゆきて、神軍』、『楽園とは探偵の不在なり』)

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          日記(SNSアカウント削除/American Dirt騒動まとめ/残穢/きもの展/恐怖小説キリカ/暴力と破滅のスティーヴン・キングアンソロジー)

          小説の執筆が滞っているので日記を書く。  『残穢』再視聴いまこの文章を書きながら『残穢』の映画を再視聴している。一度観た映画なら流し観して文章も書くことができるんだが、小説はそうもいかないんだよな。『残穢』、映画だと語り手が竹内結子で、その淡々とした語り口がすっごく魅力的。とても良いです。 SNSアカウント削除SNSを観てる時間が勿体ない&仕事が切羽詰まってきたので谷林守アカウント以外のTwitterアカウントを全部削除した。実際TLを見る時間が減ったので別の作業に集中で

          日記(SNSアカウント削除/American Dirt騒動まとめ/残穢/きもの展/恐怖小説キリカ/暴力と破滅のスティーヴン・キングアンソロジー)

          読書日記:待鳥聡史/宇野重規 編『社会のなかのコモンズ 公共性をこえて』

          個人のブログは既にあるので運用方針未だに迷ってるんですが、とりあえずだましだましやっていきます。 『社会のなかのコモンズ』は政治学の本。大学を卒業して5年以上経つので、最近の潮流とかちゃんとおさえておかないとと思って色々読んだなかの一つ。 コモンズの援用 「コモンズ」という概念は、日本だと民法を学ぶ中では共有地や入会権として、社会学や公共政策論では公共財の文脈で触れられる。有名なのは後者におけるギャレット・ハーディンの唱えた「共有地の悲劇」の話だろう。彼は「オープンアク

          読書日記:待鳥聡史/宇野重規 編『社会のなかのコモンズ 公共性をこえて』

          京都SFフェスティバル2019参加記録(後編)

          前編はこちら。 当日は9時頃に起床。宿1階のカフェでモーニング。オーソドックスにトースト・サラダ・フルーツ・ヨーグルトという感じでまあまあよかったです。京フェス参加の知人一家も同じ宿だったみたいで朝食時に会ったんですけど、眼鏡外してたのもあって「これあの人かな……?」と自信がなく、あいさつもせずに離脱してしまった。そのあと会場で会って「いましたよね!?」「いました!」という会話をしました。 チェックアウトギリギリの10時に宿を出たら外は台風でそこそこ雨が降っていた。ただ、宿

          京都SFフェスティバル2019参加記録(後編)

          京都SFフェスティバル2019参加記録(前編)

          前置き10月12日(土)〜13日(日)京都SFフェスティバル2019に参加してきました。本noteは前後編です。 公式HP去年の参加記録10月11日(金)会社の有休が余っていたので、今年は前日に関西入りすることにした。木曜夜に夜行バスで東京を発ち、金曜朝に大阪・天王寺着。各種バス・宿の予約をした段階では天気の状況はわからなかったけれど、蓋を開けてみれば台風と重なってて前日入りしておかないと関東から関西に来ることもできないという有様だったので結果的に正解であった。 天王寺行

          京都SFフェスティバル2019参加記録(前編)

          創元SF短編賞審査員賞作家アンソロジー『あたらしいサハリンの静止点』

          ■最新販売情報Amazon Kindleにて販売中 価格:1,000円(Kindle Unlimitedあり) 『あたらしいサハリンの静止点』とははじめまして、サークル第三象限の谷林です。本noteは『あたらしいサハリンの静止点』の頒布告知記事です。 『あたらしいサハリンの静止点』は第9回創元SF短編賞大森望賞の織戸久貴、第10回宮内悠介賞の千葉集、第10回日下三蔵賞の谷林守の作品をまとめたSFアンソロジーです。タイトルの意味は下のカバー画像をみてください。 カバーイラ

          創元SF短編賞審査員賞作家アンソロジー『あたらしいサハリンの静止点』