奥さん、義父の別宅へ

ー人の気持ちは難しい

お盆前の連休。その中日に当たる8月12日。静岡県伊東市にある義父の別宅の様子見に、奥さんと義弟、義弟の子息の3人が向かうことになっている。屋根が傷んでいて雨漏りが酷く、義弟があらためて自分の目で状況を確かめたいそうだ。この日、どうしても外せない約束があり、協力できないのが心苦しい。どうか無事に目的を達せられるよう祈る。

心の痛み

もう少し早く言ってくれれば、手伝えるよう時間を空けておいたのに。声がかかる前に大事な予定をすでに入れていたため、こちらに非はない。事情を知っている奥さんも気にするなと言ってくれる。

ただ、どこか心が痛む。今度、義弟の好きな釣りに付き合い、今回の件を埋め合わせしよう。本来、非がなければ埋め合わせする必要はなく、そうすることの矛盾に気付いてはいるものの、"何もせず"ではどうも居心地が悪い。

人の気持ちは難しい。

（写真：『りすの独り言』トップ画像＝フリー素材などを基にりす作成）