ゾゾとツルツル
ー夫婦のブーム
引き続き、わが夫婦は「蕎麦屋で酒」ブームの中にいる。それどころか、自宅でも蕎麦と酒を楽しむ機会が増えている。水で引き締めた蕎麦を大皿に乗せ、それを箸でつまみ、汁にちょっとつけ、ゾゾとすする。そこでふと気付く。一般的に蕎麦をすするときの擬音はツルツルだ。ゾゾとツルツルー。この違いは何だ!?しばらく、奥さんが食べるのを眺め、その理由が分かった。蕎麦をつまむ一回当たりの量が多いのだ。それなら、もう少しつまむ量を少なくすれば良いと思うかもしれないが、そんな簡単な話ではない。
関連リンク(連載「『夫婦のブーム』シリーズ」):「りすの独り言:蕎麦屋通いー夫婦のブーム」
ポイント
蕎麦をつまむ一回当たりの量を減らせば、ツルツルとすすることはできるが、どことなくしみったれた感じがして蕎麦を楽しんでいる気がしない。むやみに多めにつまんで頬張る感じで食べると、これはこれでどこか卑しい感じで、蕎麦を楽しんでいる気がしない。実に難しい。
インターネットで調べると、「そばを食べるにあたり、これはマナー違反という公式なルールはない」という。その上で、山盛りは頂きから少しずつつまんで食べ、平盛りは手前部分から少しずつつまんで食べる方法が、きれいな食べ方らしい。いずれもポイントは"少しずつ"だ。
探求
一般にせっかちとされる"江戸っ子"に、少しずつつまむという習慣が根付いていたのかはどうにも疑わしい。他方、"少しずつ"に物足りなさを感じるわれわれ夫婦には、とてもできない芸当かもしれない。今後、箸ひとつまみ当たりの理想の蕎麦量を探求していきたい。
そして、わが夫婦は今日も蕎麦をゾゾとすする。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を基にりす作成、わが夫婦の箸ひとつまみ当たりの蕎麦量は幾らか多めだ=りす撮影)
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