![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/24933792/rectangle_large_type_2_22479c498c98c1d3e7ee01ea0a97ecdb.png?width=1200)
目を見張る昇進
「りすの独り言」
🐿にわかに注目しているヒメジョオン(姫女菀)とハルジオン(春紫菀)。公園や空き地、道端など、どこにでも見かけるので、"雑草"とみなされることも少なくない。ところが、シンガソングライターの松任谷由実が『ハルジョオン・ヒメジョオン』、女性アイドルグループの乃木坂46が『ハルジオンが咲く頃』と、それぞれ楽曲のタイトルに取り入れた。目を見張る昇進と言える。きっと小さな白い花を可憐に咲かせるからだろう。
「似て非なる草花」シリーズ:「ドライアイには難しい」「似て非なる草花」「りすの独り言」
可憐と脅威
松任谷由実の『ハルジョオン・ヒメジョオン』にあるハルジョオンはハルジオンの誤用(※)とされる。曲のタイトルに採用された例はわずかだ。ヒメジョオン、ハルジオンともに、日本生態学会が定めた「日本の侵略的外来種ワースト100」にリストアップされている事情があるかもしれない。
このリストでは、日本の外来種のうち、生態系や人間活動に影響が大きい生物が選ばれている。ヒメジョオンとハルジオンは可愛い花(※)を咲かせ、人に安らぎをもたらす一方、強い生命力で在来種を淘汰する恐れがあり、"里山"の大きな脅威になる。扱いが難しい草花と言える。
ハルジオンは4−6月ごろに花を咲かせるという。乃木坂46の『ハルジオンが咲く頃』は、2016年3月後半のリリース。さらにこの時期、グループからの卒業が決まっていたメンバーがいたらしい。"卒業ソング"のシンボルとして、定番の桜ではなく、ハルジオンを選んだところはユニークだ。
一体、どんな思惑があるのだろうか。
(出典〈トップ写真〉:乃木坂46の『ハルジオンが咲く頃』のミュージックビデオの一幕=Twitter)
「似て非なる草花」シリーズ:
いいなと思ったら応援しよう!
![りす=ハードボイルド](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/6551145/profile_6b2d0309c9827c007c99a6681e1cce32.jpg?width=600&crop=1:1,smart)