タイムリミットと忘れ物
ー初詣
これほど慌ただしい初詣は、おそらく今年(2023年)が初めてだろう。お参り後、急いで贈り物を実家に届ける必要があった。しかも、贈り物の中に入れたドライアイスの関係で、2時間以内に参詣などをすべて済ませて実家に着かなければならない。今年は、正月から実にスケジュールがタイトだ。そして、こんなときこそ、忘れ物や落とし物が危ない。
うっかり
実家への贈り物は、銀座コージーコーナーの新春限定商品「スイーツおせち」。プチケーキが9個入っていて、ケーキをデコレートしているチョコレートやらホイップクリームやらの品質を維持するため、ドライアイスを入れてもらった。効果は2時間。これが実家に着くまでのタイムリミットだ。
時間内に初詣を済ませ、自宅に贈り物を取りに戻り、地下鉄に乗って実家に行く。なかなか時間がかかる行程だ。とはいえ、それほど焦りもせず、夫婦揃って悠々と地元の神社に向かう。そこで初めて頭から抜け落ちていたことに気付く。今年は例年と初詣に出かけた時間帯が違う。
気付いたきっかけは社殿に続く長い列。わが夫婦は例年、除夜の鐘を聴いてしばらくして地元の神社に向かい、日が出ないうちに参詣する。お参りのために並んだことがない。ただ今年の初詣は、誰もが出かけやすいお昼過ぎ。長蛇の列は当然だ。列の最後尾に並びながら、"うっかり忘れ"を反省。
今年に限ってどうして初詣の時間帯を変えたのかー。単なる気まぐれではない。実は、オカルト分野に詳しい人に「深夜の神社はあまり良くない」と聞いたことが根っこにある。神さまは夕方天界に帰り、その代わりに悪霊などが入り込む恐れがあるらしい。そのため、夜の参詣は良くないそうだ。
「信じるか信じないかはあなた次第です」の類いの案件だが、せっかくお参りするのだから、その相手は神さまであってもらいたい。そんなわけで、参詣の時間帯を変えることにした。地元の神社だから、昼でもそんなに並ばないと高をくくっていたわけでは決してない。
教訓
並んで最初のうちはそれほど列が進まず焦れったくなるも、やがてスムーズに進み出したのでホッとした。おかげで、やや慌ただしかったものの、今年の願掛けもしっかり済ませたし、どうにかタイムリミット内に贈り物を実家に届けることができた。
気が急くと、何か忘れたり落としたりするものだ。今回は、どうにかそれをクリアしたつもりでいた。ただ甘かった。大事な忘れ物に気付く。今年の願掛けはしたが、昨年のお礼をすっかり忘れた。あらためて地元の神社を訪れ、お礼参りしなければ。
急いでいるときは忘れ物や落とし物に注意。今年の教訓がまた一つ。
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