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俳句で"オレアチ漫遊記"(拾陸)

"note仲間"やまきちさんとのコラボレーション企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」。今回、テーマになった写真は、高知から京都に向かう道中、兵庫県明石市にある明石焼き屋に寄り道して撮った。幼い頃、今は亡き祖母と一緒に、父や母、姉らと一家揃ってよく食べに行った店だ。やまきちさんによると、詠んだ句の中で、明石焼き屋で団欒の時間を過ごす家族の姿を描きたかったという。

団欒の句:

題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(34)ー『この寄り道に迷いなし』

季語は「夜長」。季節は秋だ。明石焼きの「ほふほふ」がいい。出汁に浸して一噛みした後、あっという間に口に広がるトロトロ、アツアツの食感が上手く表現できている。やけどしないギリギリの熱さは、まさに神業。

他方、「夜長」には違和感がある。家族団欒の時間はそれほど長くなかったはずだ。まだ幼く、早く帰りたいと姉と一緒になってグズったせいもある。また、店にはラストオーダーもあり、夜長を堪能したとは思えない。

とはいえ、心温まる句には違いない。やまきちさんに感謝。

時系列としては、前回の「俳句で"オレアチ漫遊記”(拾伍)苦心の句(※)」より先に更新すべきところ、そうならなかったことを猛省。詠んだ句の順番を誤って送ってきたやまきちさんに責任を押しつけたい。

(写真:りすとやまきちコラボ企画のイメージカット=りす作成)

題材リンク:

「俳句で"オレアチ漫遊記"」シリーズ:


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