旅の良し悪し「食」次第
ー続続・夫婦ちょい旅、沼津港
旅行やお出かけの良し悪しを分けるのは「食」だろう。今回、沼津港への夫婦ちょい旅を振り返り、あらためてそう思う。この港のすぐ近くにある食堂「魚河岸丸天」(魚河岸店、静岡県沼津市)で、美味しい海の幸を食べて幸せな気分に浸っていなければ、このちょい旅は一体どうなっていたことやら。怖い怖い、くわばらくわばら。
爆上がり
「なかなか楽しいちょい旅だったよ」という奥さん。その理由の半分くらいは、沼津港近くの食堂で食べた上刺身盛りや海鮮かき揚げ丼のおかげだろう。それまでお世辞にも、旅行を満喫しているように見えなかったところが、食後は雰囲気が一変した。
奥さんは、見て良し食べて良しの料理に気分が爆上がりしたらしく、笑顔になる回数が一気に増えた。食事を挟んでビフォアとアフターの差がもう半端ない。あまりの表情の変わりように、奥さんのちょろさ加減と、食の凄まじい影響力をあらためて思い知らされた。
きっと美味しい海鮮料理は、奥さんが旅行を満喫できなかった負の要素を塗り潰してくれたのだろう。たとえ夫婦と言えども、旅行やお出かけに行動のすれ違いや意見の食い違いはつきものだ。それを美味しいものが拭い去ってくれるのだから、今後とも旅行先、出かけ先の食は念入りに準備したい。
薬にも毒にも
気分が爆上がりだった奥さん。ところが、沼津港大型展望水門「びゅうお」(View-O、同)に上るのは行き渋った。ちょい旅後、その理由について奥さんに尋ねると、こんな答えが返ってきた:「あのときはお腹いっぱい過ぎて、あまり動きたくなかったのよ」
旅行先、出かけ先の美味しい料理は薬にも毒にもなる。要注意。
(続く)
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