「職場を幸せにするメガネ」アドラーに学ぶ勇気づけ続編

以前、職場を幸せにするメガネという記事を書いた事があります。
今日は、この続編を書いてみたいと思います。

これは、自分自身用のまとめでもあります。

職場を幸せにするメガネとは

「職場を幸せにするメガネ」は、小林嘉男さんが書かれた本で、アドラー心理学がベースになっています。

今回は、この実践方法について紹介してみたいと思います。

この本では、職場の幸福度は「人間関係」が鍵を握るとあります。

この手法で効果のある職場

この方法を使う事で効果が出る職場は以下の様な職場です。
・一人だけ声の大きい職場
・一日中ひと言も会話のない職場
・全員がイライラしている職場
・あきらめてしまっている職場

あなたの職場にも、この様な職場はありませんか?

そして、この職場を変化できるのは、職場のリーダーであり、リーダーが「メガネをかけ替える」だけで職場は変わるのです。

もし、あなたがリーダーで、職場が上記の様な状態であれば、是非、この方法を実施してみて下さい。

もしあなたが、この職場にいるのであれば、リーダーがどのような行動をとっているのか観察してみてください。

そして、その行動が、職場にどの様な影響を与えているのかを観察してみて下さい。

そして、職場の仲間とこの本について話をしてみて下さい。

この本の内容を読み込む事で、職場をどう変化させていけばよいのか分かると思います。

あなたが、率先して、この行動を行ってみて下さい。

あなたの周りが徐々に変化してくると思います。

実はあなたが真のリーダーなのです。

この本のベースにあるのが「アドラー心理学」と呼ばれるものになります。

小林さんも、以前はギリギリとマネジメントを行う管理職だったそうです。そんな時、部下からのフィードバックで自分が厳しするという声を聞きます。とてもショックを受けたそうです。

そして、次の本を読んで自分の行動を変えていったそうです。

1.「戦わない経営」浜口隆則
2.「成功するのに目標はいらない!」平本あきお

この中で小林さんが気付いたのは、以下の2点です

・部下一人一人に自分軸がある。
・部下一人一人が主人公として生きる事ができる

そう、部下を一人の人間として見ていく様になったのです。

Ⅰ.この手法のポイント

今回の手法のポイントは以下の4つになります。

「1、認知論」「2、共同体感覚」「3、目的論」「4、勇気づけ」

順番に説明していきます。

1.認知論

 あなたが、普段から何を信じて行動しているかです。
 もし、あなたが「部下を鍛える」という視点でみていたとして、これを、「部下を幸せにする」という視点に変化させると、部下の見え方が変わってくるのです。
 これが「めがね」をかけ替えるという事になります。

 もしあなたが、世界は厳しいと考えていると、厳しさがみえてきます。
 もしあなたが、世界は優しいと考えていると、優しさが見えてくるのです。

2.共同体感覚→幸福の3条件

 人が幸せだと感じるとき、次の3つを満たしています。
 ・自分が好き(自己受容)
  →自分の事をどのくらい好きか?

 ・人は信頼できる(他者信頼)
  →信頼できるリーダーか、信頼できる仲間か、どう感じるか?

 ・私は貢献できる(他者貢献)
  →貢献できていると言えるか?

 リーダーの役目とは、「チームの共同体感覚を向上させる事」なのです。

3.目的論(原因論から目的論への変革)

  ・原因論(フロイト、ユングが提唱した考えです)

    今の事象は、過去の原因に由来するというものになります。

  ・目的論(アドラーが提唱した考えです)

    人は、未来に成し遂げたい何らかの目標があり、感情を生み出し
    行動している

    →原因ではなく、本当はどうしたかったのか「目的」を主体に話し合うのがポイントです。

  これによる効果は以下の3つになります。
  1:真の課題が見つかる
  2:自然と個別のコミュニケーションになる
  3:チームメンバーが共同体感覚を持ちやすくなる

 この結果、どう変化するのでしょうか。

 「リーダーの言う事を、チームメンバーが自然と府に落ちるかの様に受け止める様に変化する」のです

4.勇気づけ

  ここのポイントは以下となります。

   「褒めるのでもなく、叱るのでもなく、勇気づける

  勇気づけるとは

   共同体感覚を強める働きかけです。

   その為には、一人一人を見てかける言葉を変える必要があります。

   例)成果をほめるのではなく、努力を誉める
     →次頑張ろうという気持ちになります。
   例)君は、XXが素晴らしい。次に期待して事を本心から伝えていきます。

メガネをかけ替えるとは、モノの見方、考え方を変えることなのです。

Ⅱ.幸せ職場の作り方

実施方法を以下に示します。

 ・ステップ1

   部下一人一人が共同体感覚を持てる「幸せチーム」を作る事が
   成果に結びつくことを念頭に、リーダーとしての思いを明確にする

   →どんなチームにしたいのかを自問自答し、チームメンバーに
    伝える。

    例)XXさんが笑顔で仕事をしている 等

   ①リーダーとして自分はどんなチームを作りたいのかを考える
   ②みんなでどこに向かうのか決める
   ③それはなぜかを決める

   ①②③をチームメンバーに伝える

 ・ステップ2

   チームとして大切なことを共有する

   「ミッション」「ビジョン」「バリューズ」「行動指針」を作る

    ミッション(使命:自分たちの存在意義)
    ビジョン (展望:将来のなりたい姿)
    バリューズ(価値観:在り方、大切にしたいこと)
    行動指針 (行動、活動の拠りどころとなるもの)

 ・ステップ3

   お互いを知り、信頼関係を作る
   「聞く」「伝える」「フィードバック」で共同体感覚を強める

まとめ

今回は、「職場を幸せにするメガネ」の続編として、具体的な手法について書いてみました。

この前の記事についてみたい方は、以下をご覧ください。

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今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。\(^o^)/

私はうつ病を経験した事で、自分の人生が大きく変化しました。

私の体験が誰かの参考になればいいなと思い、このnoteを書き始めました。

今後もさまざまな投稿を行って行きますので、スキ・コメント・フォローなど頂けると、とても嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。m(__)m

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今日も、いい一日でありますように。\(^o^)/




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