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流れ星

DAY1
流れに身を任せる
アタマで分かっていても身体はまだその通りには動いてくれない
起こることが全てで、すべてうまくいっている

去年は出産後6年ぶりの運転で急に高速ぶっ飛ばして2時間のホテルへ向かいながら手がさすがに痺れた。
今年は前回と同じレンタカー屋さんで同じ車種を借りた。
ワイパーの動きもわかっていたから去年とおんなじ峠で前が見えないくらいのスコールに迎えられても、今回はビビらなかった。
子供は車で寝るタイプだから、今回もあの雨には気づいていない。

到着してすぐにホテルから30秒の海に向かった
電話が鳴って、取引先から心配な相談事の内容だった
電話越しから波の音が聞こえてたと思う
考えてもしょうがないから海へ入った。

去年より泳げるようになっていた子供は浮き輪なしでもすいすい。
観光地から離れているこの場所は地もとの子供と数人の海外からのファミリーくらいで静かで広くて美しい ここにいるだけでいいんだと思い出させてくれる
町の名前は今帰仁。今に帰るだけ

海のなかでサンセットを見た後19時過ぎてもまだ明るくて
気づいたら3時間以上海で泳いでいた。
楽しいと時間が伸びる。

海で思い切り泳ぎながらiPhoneで写真をとっていたら
充電ができなくなっていた。乾けば充電できるんだけど、
私の心配性が顔を出す。そのままiPhoneは眠らせて
ベランダから屋上へ。
見上げるとすぐに大きい流れ星が流れた
見た?見た!
子供のファースト流れ星は二人で一緒に見れた。
本当に流れ星があるなんて!
なんて素敵な世界に私たちはいるのか

部屋のエアコンがぬるい風を吐き出していて
問い合わせたらコンセントを抜いて再起動と指示
幸い冷風が噴き出して一安心

子どもが眠った後
わたしはまた、心配をしたり、焦ったり、なんとか頑張る癖が抜けていない
充電がこのままできなかったら帰りの飛行機のチケット表示できないなとか
勝手に思考が働き出して眠れなくなった
もう一度ベランダに出て
星空を見上げた
エアコンも、電話したら直ったしね
流れ星がまた流れて、涙も流れた

何万光年の星は流れていて、地球は回っていて
何も心配はいらなかった
それを思い出せた
ちゃんと



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