ガムの話に胸が熱くなった日
こんにちは。フィットネスクラブ社員&フィットネスインストラクターの櫻井謙生です。
先日、ビジネスパーソン向けのセミナー『Climbers2022春』に申し込みました。今回で4回目の開催でしたが、毎回、様々なジャンル(業界)の方のお話が聞ける貴重な時間となっています。
さて、今回から何回かに分けて、『Climbers』で聞いたお話を自分なりの考えも交えながらお話していこうと思います。
株式会社ロッテ 噛むこと研究所
大澤 謙二 さん
テーマ『新たな発想を世の中の価値に変換 信念を持てば道は開ける』
大澤さんが、一つの目標(夢)に向かって突き進んでいる姿勢、そしてストーリーが壮大で、公演が終わった後、胸が熱くなりました。
大澤さんは約25年以に渡り、『歯周病菌を抑える』ガムの開発・研究に時間を費やし、ユーカリの葉っぱが効果的だということを発見し、特定保健用食品に認定されるガムを商品化したそうです。
25年...四半世紀も、一つのことを追い求める姿勢に、強い信念を感じました。
その後、『噛むこと』の重要性を多くの人に伝えるため、
①『噛むこと』の価値を高める
②商品ではなく、『噛む』というコトを売る
このような活動をされているそうです。
『オーラルフレイル』
⇒嚙む力、飲み込む力、舌を動かす力などなど、口内の機能が低下することで、食事の回数が減ったり、固形物が食べれなくなったり...その結果、要介護状態や栄養・エネルギー不足に陥り、病気、死亡のリスクが高まるというものです。
オーラルフレイルの方は、健常な人より約2倍も死亡のリスクが高いという研究結果もあるそうです。
そんな人を一人でも減らすため、様々なジャンルの研究者と手を組み『噛むこと』の重要性を広め、
健康のためにウォーキングしている人=健康のために噛むことを意識している人
これを目標に設定し、活動しているそうです。
そのためには『ガム』という『モノ』を売るのではなく、『噛む』という『コト』を売ること。
まさに今の時代の商品・サービスの売り方だなと思いました。
フィットネスクラブも、いつまで経っても『入会』という『モノ』だけを売るのではなく、『運動する』という『コト』に目を向けていかなければいけないと、改めて考えさせられました。
今回の公演も刺激を受けた良い時間だったな~
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